タランティーノ監督の新作KILL BILL を見てきた。
昔のナチュラル ボーン キラーを彷彿とさせる出色の出来映えだ。
全編に渡って何のことはない古典的な劇画風
やくざ映画な訳だが、それが日本映画オタクの米国人が作ったというのが面白い。
カットやコマ割などは、完全に日本映画か劇画そのもので、音楽も演歌の「恨み節」やマカロニウエスタン調でやはり70年代初頭の雰囲気だ。
聞き取りにくい日本語もご愛敬で、海外のジャパニメ・マニアには堪らない所なのだろう。
海外の日本映画ファーンが作ったチャンバラ映画なので殺陣のキメなど、どのように理解しているのか興味津々であったが、どうやらその感覚は日本人と同じようだ。刀をパチンと鳴らすと人が倒れるのが、やはり格好いいらしく安心した。
多少、冗長な所もあるが、記憶される映画なのは間違いないだろう。
121p