オーディオ的浸透力 SPの改造 振動板の強化 詳細

■  オーディオの浸透力 音の浸透力 SPの改造  振動板の強化

浸透力の話は意外と多くの方の興味を引いたみたいで、
コーン紙のチューニングについての具体的な質問が幾つかあった。
それでコーン紙のチューンについて、
重複するところもあるがさらに深くGe3的な話をまとめてみた。

SPの改造 その1 振動板の強化

コーン紙は入力された信号を正しく空気に伝えなければならない。
現代的なコーン紙は振動を正しく伝えることが出来ているのだろうか?

多くのコーンの材料は今でだ。
それは、紙は基本的に柔らかく強度が低い、そのため嫌な響きが少ないからだ。
それとコストが安い。
でも、何と言っても紙だから安い。^^;
しかし、紙はやっぱり弱く、強度が低い。
だから、紙で家を作る建築家が居たりするとビックリされる訳だが…
しかし適切な工夫さえあれば、紙で家を作るコトに何の問題も無い。
法律の問題がヤヤコシイだけである。

SPのコーンも紙から出来ていても別に問題は無いのであるが、
問題は正しく工夫されたモノが少ない点だ。
相変わらず強度が足りない
紙製のコーンが作られている

50年以上昔からTannoyやRCAはコーン紙にリブやドームを使って、強度を上げる工夫をしていた。
JVCも時々思いつかたかのようにドーム付きのコーン紙が登場するが、
古い
RCAとの関係からなのだろう。

最近はコストを意識するあまり、そのような工夫をしているメーカーが少ない気がするが、非常に残念だ。
現在はカーボンなどの優れた材料がある訳だが、それが強度を増す方向には使われていない。
コストダウンの方向に使われているモノが多くて気がかりだ。

 Tannoynoコーンの裏である。リブが沢山見える。

   ビクターのSX-7である。
 ウーファーを見て欲しい、立派なドームが付いている。

Ge3的に必要と思われるウーファーのコーン紙の強度は124.8pzだ。
そこで、思いついた幾つかのSPのウーファー強度を調べてみた。

123.7pz Victor SX-7
123.6pz DU386
127.9pz DIATONE DSーZ9
123.3pz TAD E1
120.2pz JBL 4344
119.3pz JBL Project EVEREST DD67000M
122.2pz B&W Nautilus 801 
123.8pz B&W Signature800 Nautilus
124.8pz KRELL LAT-1
122.1pz ONKYO GS1

殆どのSPのウーファーがGe3的には強度不足なのである。
リブやドームで工夫されていて、なお強度不足なのだ。
強度が高いことで定評のあるB&Wですら不足だ。
そこで「黒アゲハ」で適切に補強するとどうなるのか?
そのデータが次の補強後の数値だ。

124.9pz Victor SX-7
124.9pz DU386
124.9pz TAD E1
124.9pz JBL 4344
124.9pz JBL Project EVEREST DD67000M
124.9pz B&W Nautilus 801 
124.9pz B&W Signature800 Nautilus
124.9pz ONKYO GS1

と、見事に124.9pzに揃ってしまう。
これは「黒アゲハ」の仕組みが124.9pzを目指したモノだから仕方がない。
なので
、ソレ以上はならない。
つまり殆どのウーファーの強度は足りないのだが「黒アゲハ」を使うと充分な強度を得られる訳だ。

■ 結論

全てのSPに「黒アゲハ」を貼るべし!

 

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