前回、振動は諸悪の根元と言い切ってしまったゾ。(笑)
では、どうやれば振動を防ぐことが出来るか?
これを説明しなくては話が進まないだろう。
げげげ的にはどう考えて、どう対処しているのか?
その辺りをケーブルを例に説明してみると...
有効な制振対策として、まず思い浮かぶのは砂による制振だ。
そう、凧誅やジルジャなどに代表される砂漬けケーブルである。
これを初めて体験した時は、ホントびっくりしてしまった。
正直いってケーブルでここまで音が変わるとは思っても見なかった。
私をこの道に引きずり込んだ張本人は凧誅なのである。(爆)
砂漬ケーブルの制振方法の理屈は簡単である。
振動するケーブルを砂で埋めてしまうと、ケーブルは砂の重みで振動しにくい。
振動したとしても、砂の摩擦で振動を持続できない。
これが、おおよその理屈であろう。(笑)
で、砂漬ケーブルの事を考えていて、ふと浮かんだ疑問があった。
「砂漬ケーブルの心線は振動しないが、砂漬ケーブル自体は振動しないのか?
ケーブル全体の振動が気になってきた訳である。
私の疑問は、次のように考えてもらうと判ってもらえるかも知れない。
砂漬ケーブルで縄跳びはできるか?
うまく縄跳びが出来るには、縄がうまく回る事が必要だ。
これは、うまく振動する事と同じ事ではないか? そう考えた訳である。
砂漬ケーブルを全体像で見ると均質であるので、1本のロープと見ることができる。
これは縄跳びに使えそうな気がするではないか。(笑)
これが、げげげ理論「縄跳びができるケーブルは良くない。」である。(爆)
では、縄跳びが出来ないようなロープはどのようなロープか?
1.フニャフニャで回せないロープ。
2.妙な所に重しのスプリングがついているロープ
そろそろ、げげげケーブルの理論と構造が見えて来たのではないだろうか?