ワットと電気代の話 その2

■ ワットと電気代の話 その2

次に良く理解されていなように思えるのは照明器具の電気代の話だ。
器具や電球に書いてある○○ワットと書いてあるアレだ。
最近「事務所の蛍光灯をLEDに変えませんか?」とよく電話がかかって来る。
「LEDは頭が痛くなるから蛍光灯で良い」と言ってもしつこい。
「電気代が如何の斯うのと本当にしつこい!」
40wの蛍光灯を変えると18wになるらしい。
その差がどれだけで器具の代金も入れるて考えると、一体何年で回収できるかが不明だ。
その点を指摘すると、Co2の話だとか、環境の問題だとか、話をそらされる。

だから「LEDは頭が痛くなるから蛍光灯で良い」と言い切って断るしか無い訳だ。

蛍光灯型のLEDはここにも書いてあるように、だいたい40%の消費電力だと思って良い。
この40w型の直管型の値段は950円だ。これは格安なのだが、普通の蛍光灯だと400円くらいだ。

だから、下のパナソニックの製品でも40型(消費電電力40w)が「LEDは頭が痛くなるから蛍光灯で良い」と言い切って断るしか無い訳だ。

先日、実家に行くと電気ストーブをガンガンに使っているので
「電気代が高いよ」と言うと
「エアコンは暖かくない、風が気持ちが悪い」と言われた。
ふと、エアコンの設定を見ると28度になっていて、扉は開けっ放しだ。
適切な使い方が判っていないのだろう。
火に当たることを暖房だと思っているらしい。
だから電気ストーブに手をかざしている・・・

まぁ、歳が歳だから、何も言わないで帰ってきた。

ところで、暖房器具の電気代や燃料代について考えたことはあるだろうか?>ALL

どの暖房が暖かいのか? と言う話では無く、
この話はGe3的には非常に面白訳だが、別の機会にするとして・・・


ざっとした話だが(同じ熱量を発生させるとして・・・)
効率の良さで言うと、

電気ストーブ 100%
ガスストーブ  24%
石油ストーブ  19%
エアコン(ヒートポンプ)  17%

グラフの方がコストの差が判りやすいね。

表の意味は「石油ストーブは電気ストーブの19%の燃料代でOKって意味だ。
そしてエアコンは17%と格安だって話だ。

ここで「あれ?」と気がつく人もいるだろう、
「『深夜にお湯を沸かして、暖房や風呂に使うのが得だ』と宣伝してるぞ!」なんてね。
そう、それは正しい。
「深夜にだけ使う」と言う契約をすれば、その電気代は80%は値引きしてくれるのだ。
何故に80%Offなのかと言うと、石油との対抗している訳だ。
聞いたことは無いだろうか?
その証拠に工場など大量にお湯を使いうところでは、石油ボイラーがほとんどで、
ヒートポンプ式が良いのは、判っているが装置が複雑で高いので採用しない。
なのでエコキュートとかエネファームのような複雑なシステムよりも、深夜電力を使った単純な貯湯式のボイラーの方が有利かもしれない訳だ。

表に器具の価格と耐久性のGe3値を加えると次ようになる。

   効率  器具の価格  器具の耐久性
電気ストーブ 100%   ¥20,000  124p
ガスストーブ  24%   ¥20,000  124p
石油ストーブ  19%   ¥20,000  124p
エアコン(ヒートポンプ)  17% ¥100,000  120p

ムムム、石油ストーブが有利になってしまったじゃ無いか! <( ̄□ ̄;)>

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)