■ SPユニット 各部品に影響度について
SPをチューンする時にどこから手を付ければ良いのかが不明ですよね。
それで、SPユニットのチューン・ポイントが判断できるように、
SPユニット各部品の性能における影響度を調べてみました。
つまり「SPユニットで重要な部品はどれか?」ってコトです。^^;
SPユニットの各部品は下記の名称で呼ばれています。
メーカーによって多少異なる場合もあるようですが、
まぁ、そんなものだ。」って理解してください。
大した意味は無いです。^^;
下図ではヨークのところが少し怪しいですね。
磁気ギャップが抜けていますが、こんな感んじですw。
各部の名称
● 下が今回調べた影響度の%です。
* ユニット単体での%です。
これを見ると磁気回路とコーンの比率が高いです。
まぁ、これは当然でしょう。
次いで高いのは「外部との接続方法」とエッジです。
これは注目すべきポイントです。
● ファストン端子
殆どの人が見たことがあると思いますが、ごく普通に使われている端子です。
SPを分解したり、新たにSPユニットを購入すると、殆どが この端子です。
この端子が問題だと言っている訳です。
Ge3値で表すと…
47p |
ファストン端子 |
123p |
半田直付け |
そろそろGe3値が感覚的に理解できる人も多くなって来た頃だと思いますが、
これは速攻で変えるべきレベルの差ですね。
半田の直付けが良いのは判っていてもコストの問題で出来ないので、
これは所有者がチューンすべきポイントですね。
激変ですよ。
このように半田直付けの方が良いのです。
ちょっと怖いですが、やってみる価値はありますよ。
一見ちゃんとしてそうですが、このGe3値は91pです。
これは70年代〜90年代に掛けてよく使われた端子です。
こんなに立派な端子でも、Ge3値は98pで、半田直付けに及びません。
SPユニットの端子を嫌う人は昔から居て「溶接が最高!」なんて人まで居ました。^^;
今から考えると「きっと最高なんだろう。」と思います。
もしも、直付けを試してみても、違いが聞こえなかったら…
何か別の要因がマスクしていると思ってください。^^;
エッジはGe3では以前から「ケブタ・エッジ」を薦めて来ましたが、
「外部との接続方法」と比べると半分以下です。
エッジのチューンの前にすべきだと思います。