サブ・ウーファーの話し 1

■  理想的サブ・ウーファーについて

 

 

「部屋の空気を揺するGe3値」の重要性については何度も話題にしているが、
それを踏まえた上での理想的サブ・ウーファーを考えてみた。
私のいつも聴いている室を基準としてで話を進める。

この部屋を揺るがせるのに必要な性能を120.0pとした。

※ いつのも部屋は38帖のリビングでいわゆるLDである。
  普通よりも荷物が多くてゴチャゴチャしている。^^;

● 必要なサブ・ウーファーの性能

 部屋の広さ  部屋の空気を揺するGe3値
 93.2p
 98.6p
12 104.4p
20 116.2p
38帖 Ge3の試聴室 120.0p
50 122.3p

部屋の大きさごとの理想的なサブ・ウーファーの性能である。
この性能を元にサブ・ウーファーを選ぶと間違いないだろう。

● サブ・ウーファーの位置とカットオフ周波数の関係

 メインSPとの位置関係  必要な性能
 12時の方向 120hz/12dB
 1時の方向 100hz12dB
 2時の方向 100hz24dB
 3時の方向  80hz/24dB
 5時の方向  80hz/24dB
 6時の方向  50hz/24dB

この数値から判ることは、サブ・ウーファーと言えども、メインSPの後ろなど同じ方向に置く方が良いことだ。
100Hz以下だと人間には方向性を探知する能力が無いというデータが出回ってはいるが、疑わしい気がする。
おそらくサンプルにした人間のDNAの問題なのだと思う。

位相の問題は別として、50Hz/24dBカットだと、何処に置いても大きな問題にはならないようだ。
はたして50HzでメインSPが繋がるかが問題なので、その辺に注意が必要だ。

● サブ・ウーファーが1台でも違和感を感じなカットオフ周波数の関係

   12dB 24dB
50hz
70hz
90hz
100hz
 120hz

つまり12dBカットだとサブ・ウーファーは2台無いと難しいって訳で、
1台だと70Hz24dBカット以上のカットオフ特性が必要だ。
AV AMPのサブ・ウーファー出力を使う場合は、この辺りが使いこなしのコツだと思う。

つまり位相が気になる人は、120Hz/12dBのサブ・ウーファーを2台使う方べきで、
周波数特性が気になる人は、50Hz/24dBのサブ・ウーファーを1台使うと良い。

私は周波数に関しては敏感では無いので120Hz/12dBを2台使う方が良い訳である。

● 逸品館に参考になる情報が掲載されていた。 http://www.ippinkan.com/audio-pro_B227.htm

 

サブ・ウーファーの話し 1」への9件のフィードバック

  1. おやおや、随分久しぶりな方じゃないですか? \(^-^)/

    >因みにカーステでも70Hz/24dBは必要です。
    (アナログとデジタルチャンデバでも)

    周波数的な繋がり方としては70Hz/24dBでも良いのですが、
    位相が気になる人には、無理ですね。
    カーステではスペース的に無理かもしれませんが、
    Ge3では「サブ・ウーファーは2台使うコト」が基本みたいです。

  2. 銀蛇LAN&USBの醸し出す広大かつ透明な3Dフォログラム音場にSWは必須ですが、置き方はは非常に重要ですよね。

    デュアルSWのテスト結果として、こちらも参考になると思います。
    http://www.stereosound.co.jp/review/article/2015/04/10/37060.html

    フルレンジ逆ホーン(orAS)の下にSWを置いた場合、この記事のテストで何位になるかも興味深いところですね。
    http://www.stereosound.co.jp/review/article/2015/04/10/37060-4.html

  3. そもそもアトモスが変だと思っているので、
    それを変だと思わない人の実験が参考になるとは思えないのですが…

    読みました。

    やっぱり、何の参考にもなりませんね。

    やれやれ

    • なるほど、ちょっと考えてみると確かに仰るとおり、なんかおかしいアプローチですね。

      音響フォーマットとして、ドルビーアトモスは、サラウンド歴30年の自分にも疑問ですし、実際シネコンで数作品体感してみて不要と感じました。それにロスレスやし。

      そのようなフォーマットで、可聴範囲を超え音場を支配する低周波領域をテストしても正解は出ないですよね。

      ●正しい情報を得るには「どこから入り」「どこを通るか」というのが大事。
      (ネットオーディオでのNASのファインダーの捉え方と同じですね^^;)

      旅先の分岐点で道の選択を間違えるととんでもないことになるわけですが、オーディオ機器をどんなアプローチでセッティングするか、チューンするか。

      ここで間違った選択をすると、どんどん泥沼にはまって行ってしまうわけですが、なるほどドルビーアトモスのSP配置で得た試験結果はまさに??の方向に彷徨いゼログラビティの漆黒の闇へ・・・なんでしょうね^^;

      実際Ge3チューンシステムの我が家では、4.1chで天井はもちろん、床の上を音が移動していきますし(それも10年近く前から)、少ないSPと圧縮しないできるだけなだらかな波形に近い音が3Dサラウンドへの正しいアプローチと確信します。

      結論、Ge3的には、最適なSW、これををフルレンジの置台にする形でステレオ配置し、立体感を得られる周波数をクロスオーバー設定し再生させるのがベストなんでしょうね。

  4. きささん返信ありがとう御座います。ただ今、80Hz/24dBにて挑戦中です。
    (ただし音がいまいち合わないんだよねー)
    それと、全てではないですがウーハーが38cm 鳴らしやすく軽くて早いだよねー。 不思議だー。
    逆にいまいちが多いのは20~25cmのモデルで重くて鈍いのが多いです。
    それでは、もっとでかくて大きいと良いのかと人のですが
    60cmのウーハーを聞いたところ鳴りませんでした。(爆)

    • うーん。
      車とかホームではなくてこう考えれば良いのかな?
      交流か直流の違いかな。
      つまり、バッテリードライブの事です。

      • 多分だけど…
        電源にも浸透力に似たモノがあって、それが高ければ大した問題では無いと思いますよ。
        バッテリでも、光発電、スイッチング電源、商用電源、どれであっても問題無いですね。
        稀に127p以上の突出した電源は、話が違いますけどね。(笑)

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