■ Markaudio Alpair12PでASを自作する。 松べー@神奈川
きさ@Ge3談
松べー@神奈川さんからの投稿をUPします。
これが全貌です。
なかなか綺麗に出来ていますね。
みなさんも挑戦してみてはどうですか?
AS方式(アコースティック・サスペンション方式)は、
逆ホーンに比べて工作が楽なので敷居が低くて良いですね。
そら逆ホーンに比べると音の違いはあるかも知れませんが音離れの違いなど僅差ですw。
市販のモノとも遜色なく、愛着のある逸品が出来ますよ。 \(^-^)/
投稿者: 松べー@神奈川 投稿日: 15.02.14 11:58
フルレンジのユニット(Alpair12P)を使って自作しました。
http://120club.ge3.jp/modules/rankin/?p=5726
今回は初めての自作ということもあり、逆ホーンを断念してAS方式としました。
製作を検討してる方の参考になると思い投稿します。
参考にした設計図:きささんの図面
https://audio.ge3.jp/modules/blog/?p=3325
今回はホーン型ではないので、最後にフロントとバッグを貼り合わせるようにした板の組み方に変えました。
板材の調達:ストーリオさん
http://120club.ge3.jp/modules/rankin/?p=7422
シナ合板を扱っていないのでシナランバーコアにして、見える断面には木目テープを貼りました。担当の方と相談して、テープの厚みを0.5mmとして、両側貼るので1mm板の幅を狭くて板取り図を送付しました。(送料込みで約25,000円)
ユニット等の調達:コイズミ無線さん
http://www.koizumi-musen.com/
ユニット2個、オリジナルSPターミナル2セット、爪付きナット&ボルト2セット(1セットに8組入っています。今回のユニットは1個に付き6個必要です。4mmx30mm)(送料込み約50,000円)
ユーミランの調達:ヤフオク
http://120club.ge3.jp/modules/rankin/?p=7137
今回の箱は1個で約42Lですが、なんと全部綿が入りました!
もっと入れようと思えば入りますが。。。)(送料込み約6,000円)
※ 後で調べると700g/1台位が適当みたいです。 きさ@Ge3
杉の角材の調達:近所のホームセンター(ビーバープロ)
意外と適当なモノがなくて、30mm角の仕上げ材の柾目がきれいだったのでそれにしました。(約1,000円。2mの値段です。実際に使ったのは330mm x 2)
内部配線用アルミ線の調達:共立エレショップさん
http://eleshop.jp/shop/g/gDBT117/
約120cm使いました。かなり余りました。
固定用工具の調達:アマゾン
http://120club.ge3.jp/modules/rankin/?p=7416
2本買いましたので、約3,000円。
板厚が21mmで、精度良くカットされているので組みやすかったです。
使用した木工用ボンドは500ml入りのもので500円程度でしたが、3/4位余りました。
1.
ストーリオさんからの板材、シナ合板を扱っていないそうなのでシナランバーコアにして、
見える断面には木目テープを貼りました。
担当の方と相談して、テープの厚みを0.5mmとして、両側貼るので1mm板の幅を狭くて板取り図を送付しました。(送料込みで約25,000円)
綺麗ですね。 きさ@Ge3
2.
木目テープを使った場合の効果と爪付きナットを付けたところです。
3.
スピーカーターミナルが空回りしないようにする溝を自分で作ったところです。
4.
ベルトクランプを使っているところです。
5.
6.
7.
我慢できずに、ベルトクランプを使って視聴しているところ ^^;
この時Ge3ユーザーではおなじみの、低音がなくなるという現象を初めて体験しました。
ギスギスした音で聴き疲れしました。
8.
自立柱を付けたところです。
ストーリオさんでカットしてもらった板がきれいなだけに、工作は至って簡単でした(笑)
正直、小学校高学年のこどもでも変わらないかも…
というのは、カット寸法が正確で直角が出ているからです。
さすが倶楽部員のお店の仕事ですね。
(自立柱だけが唯一工作レベルで差が出るかも)
いいえ、自立中は皆苦労しているのですよ。
正確な寸法を出しても意味が無いので現場合わせです。^^; きさ@Ge3
9.
ユーミランを詰め、ユニットに青Q、もあれ、ヒグラシ、各端子にもあれプラチナを塗布して、視聴を開始したところです。
まだトレーニング中ですが、少し低音が戻ってきて安心しました。
これからどうなるのか楽しみです。
その後音の方ですが、中高音は結構良くなってきました。
ボーカルものは特にいいです。
ユーミンランのおかげなのか、音が明るいです!
それと比較して楽器の音ですが、いままでのスピーカーよりもユニットの位置が随分上になったためなのか、低音が出ていないためなのか、重心が高く感じます。
箱のトレーニングに後3日ほど掛るみたいです。
ユニットの位置が気になるのは浸透力が足りていない証拠です。^^;
トレーニングが進めば気にならなくなると思いますけど… きさ@Ge3
10.
ユーミランを詰めているところです。
900g程入ったみたいですが、今回の箱の最適な量は700gです。
バネと重石の関係なので、多少低音の量的な変化はあるかもしれませんが、
SPとしての質的な問題は無いでしょう。
これはトーンコントロール等で対応すべきですね。 きさ@Ge3
11.
茅蜩・鼓粒と超結界Fをユニット後部に貼ったところです。
12.
「黒アゲハ」を貼りました。
裏からでも効果が変わらないとのコトなので、裏から1ユニットに4枚貼っています。
若干エッジに掛かるので、少しカットしました。
(中心のところが急カーブになっていて、無理すればカット不要かもしれませんが、無理したくなかったので、短辺のシールの部分だけカットしました)
13.
あと箱の側面内側に大黒アゲハを1/2ずつ貼っています。
手持ちがなかったので内部配線には使っていません…
14.
SPユニットに付属の接続端子です。
これは結局、直接ハンダ付に変更しました。
15.
はみ出た木工ボンドを削っています。^^;
木工ボンドは硬化まで時間がかかるのが救いでした。
ネットで調べた情報だと、木工ボンドを多めに使ってはみ出した分を濡れぞうきんで拭き取るのだそうです。
拭き取る前に薄い紙(今回は黒アゲハを使うときに剥がした紙を利用)ですくい取ってからやると効率的でした。
ちなみに箱の内側にはみだした分は音漏れ防止のパテのようになるそうなので、そのままにしています。
ボンドを塗るときに若干内側にするのがコツみたいです。
16.全体にサンダーを掛けましたが木口テープがあるので、
そこは軽く掛けるだけにしました。
17.柿渋です。
18.塗り上がりです。
その後箱を研磨して柿渋を塗りましたが、塗りむらが出てしまったところがあります。
それは木工ボンドの拭き取りが甘かったところと、木目テープで研磨量が多かったところです。木目テープは結構薄いので、研磨の量が多いと塗料が染みにくくなるので注意が必要です。木目テープを使っていなければかなりの量を研磨しても問題にはならないので、塗装まで考えるとシナランバーコアよりシナ合板の方が楽です。
でも初号機ということもあり、愛着があります。
気になりませんよ。
愛着 命ですw。 きさ@Ge3