SPのエッジ軟化剤なるものがオーディオショップなどで売られているみたいだが、
何らかの溶剤である可能性が高いので使わない方が無難だ。
よく考えて欲しい…
エッジが硬くなったら、何かの支障があるのだろうか?
低音が出ない?
確かに、手で押したりする動作には抵抗を感じるかも知れないけど、
それは5Hz以下の振動の動きであって、
オーディオの帯域の20Hzや30Hzには、まず問題にはならない。
つまり聴感上も違いは判らないだろうと思う。
エッジにダンプ剤として、よく使われていたビスコロイドは製造されなくなって久しいが、
エッジが硬くなっても気にする必要はあまり無い。
硬くなったエッジにブレーキフルードを使うと柔らかくなると言う猛者もいるが、
確かに柔らかくなるけれど、それが どれ程エッジを痛めているかを知らないのだろう。
痛めるだけでなく陰気な音色が乗ってしまう。
よく似たモノにエージングCDがある。
急速なエージング(加齢)を期待しての事だろうが、
これは、乗用車をレーサに頼んでサーキット走行を依頼することと同じだ。
レーサーが本気で走ると、乗用車は普通にボロボロになるらしい。
エージングとは疲弊だ。
エッジが柔らかくなる事と疲弊してしまう事は全然意味が違う。
疲弊は嫌だと思うのだが…
昔、クルマを修理した時、
帰ってきたクルマのボディーの塗装面にポツポツ穴が開いていた事があった。
聞けば、隣でブレーキを修理していたクルマがあったそうだ。
それで修理の時に間違ってブレーキフルードが飛び散ったのだそうだ。
クルマの塗装は比較的強いモノだが、ブレーキフルードにはすこぶる弱く、
即・塗装が溶けてしまう。
ブレーキフルードとは、それ程の溶剤なのである。
最近のSPのコーン紙が溶けない保証は何処にも無いのだ。
もし、塗りたくて堪らなくなったら”モアレ”をお薦めしたい。 (笑)
あるいは工業用のシリコンオイルか工業用のスクワランオイルを塗る方が余程マシだ。
物理的に妙な事は無くても、
ゲゲゲチューンで”気”が出始めたシステムでは要注意だ。
その溶剤からマイナスのモノが聞こえる可能性が高い。
今思えば、この記事がGe3の世界にさ迷いこむきっかけでした(w)。この記事が書かれていなければ、Ge3を知らないままだったかも。
記事が役に立って良かったね。
はて? 役にったのかどうかは、どうなのだろう?
役に立ったよね、^^;