■ DCX2496のXLRをBNCに交換
Bhutanさんからの投稿です。
注意
Ge3では全ての人に改造をお勧めする訳ではありませんが、
そのスキルを持っている方であればどのような改造もOKだと考えています。
やってはいけない事、出来る事、出来無い事、その判断ができる人の質問には答えしますが、
当然ですが、その結果は全て自己責任です。
青い文字の部分は、きさ@Ge3が追加しています。
■ 交換する理由
BEHRINGERのDCX2496は倶楽部員だが、
PRO用のPAとしてコネクターはXLR仕様だ。
PRO用のPAとしてコネクターはXLR仕様だ。
プロの世界では、その信頼性故にXLRコネクターが標準である。
しかし、オーディオ的には音が悪いと評する人が多い。
実際に比較試聴するとその差は「判るでしょう!」と云うレベルなのだが、
悪く感じない人が多いらしくオーディオにも高級機ほどよく使われている、
しかし、オーディオ的には音が悪いと評する人が多い。
実際に比較試聴するとその差は「判るでしょう!」と云うレベルなのだが、
悪く感じない人が多いらしくオーディオにも高級機ほどよく使われている、
つまり憧れのコネクターなのだが、如何せん音が悪いと思う。
Ge3値でもBNCやRCAなどとの差は大きく出ている。
BEHRINGERの製品には倶楽部員が少なくないのだが、
残念なことにPRO仕様の機器なのでコネクターはXLRが殆どだ。
このレポートは、そのXLRコネクターをBNCに変えた改造レポートである。
改造前の内部写真
改造前の内部写真
サブ基板に基板用のXLRレセプタクルが並んでいる。
改造後の内部写真
改造後の内部写真
このようにハンダ付けタイプのBNCレセプタクルに変更した。
● 必要な道具
半田こて、半田吸引器、半田、配線(僕はライカル線使用)
ドライバー、ナット回し、ピンセット。
因みに、ハンダゴテ、コテ先クリナーは写真のように倶楽部員を新調しました。
白光のハンダゴテはバランス良く使いやすいです。
白光のハンダゴテはバランス良く使いやすいです。
コテ先クリナーは実に良いです。
● 必須部品
BNCレセプタル:CANARE ( カナレ ) / BCJRU(ITT77規格)
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=219^BCJRU
M2.6×8mm「なべ小ネジ」、ナット(レセプタル1個につき各2本)
東急ハンズで購入
DCX2496はNEUTRIKのDタイプではなくITT CANNONのF77規格です。このタイプは上記のカナレが発売しています。
実は、先にNEUTRIKを購入してしまい、ネジ穴等が合わないので、調べた処、ITT CANNONのF77規格らしいことが判りました。
まさか2つの規格があるとは全く知らなっかった!
改めてこのBNCレセプタルを購入しました。
ちょっと高い勉強代です。^^
そもそもBEHRINGERのDCX2496には左の写真のようなレセプタクルが付いている。
下の写真のようにITTやNEUTRIKの規格とは全く違うモノである。
このレセプタクルの規格を探してはいるのだが見つからないので代用品を使う訳である。
しかし幅がD規格では狭くて入らず、ITT規格ではネジ穴が合わないが取り付けは可能だ。
レセプタクル自体は収まるので1箇所だけネジを締めて、
他はエポキシなどで裏から止めてしまうと良いだろう。
ITT規格 NEUTRIKのD規格
部品が到着したので合わせてみました。
サイズ的にはOKです。ネジ穴は1個のみOKですが、片方は合いません。どうやら基板用のため、ネジ穴の位置がちょっと違います。
ネジ1本でもしっかり止めれたのでこれで良しとします。(不安な方はエポキシ接着剤使って下さい。)
(注意点1)
この改造は注意が必要です。僕は電動式の半田吸引器で元のXLRソッケトを取り外しました。
下手にやると基板の配線部を壊してしまいます。ハンダ付け作業に自信のある方向けの改造です。
下手にやると基板の配線部を壊してしまいます。ハンダ付け作業に自信のある方向けの改造です。
従って、敢えて詳しい説明は書きません。
(注意点2)
レセプタル基板は基板にハンダ付けされている元のレセプタルとシャーシがネジ止めで固定されています。
入力側3個のXLR端子の内2個を交換、出力側は2WAYで使用するため6個のうち4個交換したため、元の端子3個はそのままシャーシとネジ止めで固定しているので問題はないのですが、3wayで使用する方はレセプタル基板をシャーシに固定する方法を工夫する必要があります。
(注意点3)
XLR端子はバランス接続です。
(1=GND、2=hot(+)、3=cold(-))
BNC,RCA端子はアンバランスなので、番号1(GND)と3(cold)はコードで接続します。
なお、入力側はXLRメス端子、出力側はXLRオス端子です。
当然、端子番号の位置が違います。外したレセプタルの端子番号に従って配線します。
レセプタクルの図面には番号が付いている。
この番号の順番が外から見たときと内から見たときが逆になるので注意が必要だ。
■ 交換後の感想
BNC接続はロックされることもあり使い勝手が良いです。
因みにDCX2496からアンプへのケーブルの配線間違いを発見
繋ぎ直したら俄然良いです。(当たり前!)
今回の改造なかなか大変でしたが、成功のようです!
122.3pz | XLRコネクターの時のGe3値 |
126.9pz | BNCコネクターにした時のGe3値 |
127.7pz | 超結界機器用を仕込んだ時のGe3値 |