NEUTRIKのDタイプ ネジ穴がザグってある。
ITT CANNONのF77 ネジ穴が平ネジ用になっている。
プロ用の機器を家庭用のオーディオ機器として使っている人は意外と多い。
プロ用の機器の方が家庭用よりも音が良いように思ってのことだとしたら、それは間違っている。
それは都市伝説に過ぎないことが多い。
気持ちは判らなくもないが、プロ用の機器の良さは、音質よりも信頼性が高いことにあるからだ。
プロ機の音が悪いということではなく、プロ機は信頼性の方を重視せざるを得ないからだ。
その理由は意外と簡単で、お金を貰う以上「機器が故障していたので記録できませんでした。」では話にならないからだ。
その時にしか起こらない瞬間を記録する仕事がプロでは多いく、先ずは記録が出来ることが最重要なのだ。
音質は、その次の問題なので、それはある意味仕方がないことだ。
とは言っても、プロ用の機器がアマチュア用のそれよりも音質が劣っていると思われても困る。
最低基準は達しているので、プロ用はそれなりの安心感はあるのだが、
高級アマチュア機器の一部には、音に関しては完全に負ける場合が多いのも事実だ。
特にSPではこの差は顕著で、よくプロ用のPAスピーカを薦める方がいるが、注意が必要だと思う。
BEHRINGERの機器はプロ用で優秀だが非常に安価な製品が多いので以前から倶楽部員として薦めて来てユーザも多い。
おかしなことにGe3ユーザには評価が高くてもPA業界では評価が低い。(笑)
特にBEHRINGER DCX2496 のデジタル チャンデバについての評価は真反対である。
良く言う人と悪く言う人が真っ向勝負している感じだ。
BEHRINGER製品もプロ機器なのでXLRタイプのレセプタクルが使われている事が多い。
残念だがオーディオ的にみてRCAやBNCのレセプタクルと比べると音が濁って聞こえる。
どうもXLRタイプのレセプタクルの共振が音に乗ってくるみたいで、
Ge3では、よりGe3値の高いBNCやRCAのレセプタクルに交換することが流行ってる。
ところがBEHRINGERで使われているXLRのレセプタクルには2種類の規格が混じっていることが判ってきた。
どうも規格がITT CANNONのF77とNEUTRIKのDタイプの2種類があって、使い分けているらしいのだ。
使い分けている理由は不明だが困ったことだ。
改造する人は,この違いをよく確認してからレセプタクルを発注して欲しい。
カナレからは、この2種類のレセプタクルが販売されている。
NEUTRIKのタイプはDタイプと呼ばれるものでそれ以外はF77タイプだと考えて良い。
DCX2496に使われているのはITT CANNON F77規格の方である。
この話に詳しいサイト
http://blogs.yahoo.co.jp/linear_pcm0153/30492892.html