(音像の定位3からの続き)
きさ:第一歩は、マルチマイクを辞めるってこと。
それからワンポイント録音で音源を作る。
ワンポイント録音っていうのは
下手したらマイク2本で録らなあかんから
エンジニアに調整の負担がかかるねん。
音源をどの辺に配置するか、って、
音の大きさを決めないとアカンやろ?
マルチマイクで並んでたら、
誰でも「ハイ!ど〜ぞ」って録音したら
例えばその内一人が音痴やったとしても
ぴゅって消したりできるやン?
…SM●Pの●居君なんかは音外れとるから
小さく調整されとるやろ?
つる:(苦笑)
きさ:そうし易いように、マルチで録っとるねん。
他の音が入らない、専用の、
狭い集音角度を持ったマイクで録るねん。
…だから●居君が邪魔やったら音量を下げよるねん。
つる:(苦笑)
きさ:Sさんの場合はそういう事はないから
ちゃんとマルチ録音をやめて、録ったほうがええと思う。
商売としての不安なんちゃうかなぁ…
別にアカデミックな、
大それた言い方をしたい訳じゃないねんで。
「正しく」記録した方がええんちゃうかなぁ、って事なんよ。
それで録った録音っていうのは、
恐らく必ずやAudioマニアが推薦すると思う。
GeGeGeCDにはいるやん?
で、ウチもプッシュするし。
各Audio業界にもプッシュするから
そこそこは売れるンちゃうかなぁ?
…願わくばハイブリッド録音で、
民生用のラジカセ用データと、
素のデータが入ってるようなCDがあったら…
Audio関係者は喜ぶでぇ〜
つる:(笑)
きさ:それはSACDにしたら最高やろうけど、ユーザが少なすぎるね。
あえてSACDにするまでもないような気がするね。
SACDっていう音楽フォーマットがあって、
SONYとフィリップスが共同で開発したんやけどね。
不必要にがんじがらめにしてしもたから、売れなんだ…
…知ってる?SACD。
つる:…あんまり(苦笑)
きさ:せやろ?
MacとかPC関係では再生できひんねん。
落とせへん。
プロテクトしてるから、みんな煩くて買わへんねん。
全然相手にされてへんよなぁ…。
つる:…勿体ないですよね…
きさ:そういうことするから、
SONYが200億とか赤字になって社長が交代したりするんちゃうか。
昨日のTVでいうてたけど…(202.02.03)
つる:SONYもなんですか?
SHARPの凄い損失の話は聞きましたけど…
きさ:ほとんどの赤字はTV関係やね。
記者会見で「TV分野で取り返す、頑張る」
て言うてたけど…アホやね!
つる:えっ?!
TV分野でそれだけ損失だしたのに
またTVで頑張るんですか?!
きさ:「TV分野で挽回する」っていうてたよ?
SAMSUNかどっかと対抗するっていう表明やろうけど…
高くてエエもんを作ってたらええねん。
ヴィトンがどこかと対抗して、鞄作ったりする?
つる:ヴィトンはヴィトンのままの方がいいですね…
変なとこに照準を合わせて
どんどん質が下がっていくのは…耐え難いです。
きさ:それをやろうとしてるンやろ?
…話しにならへん。
つる:目の前のお金だけ見てるんですかね…
きさ:そうやろ。
自分の任期の時だけのお金を見とる。
10年20年先を見てないからね。
つる:…それって他の話しと全く同じですね…(苦笑)
きさ:………もう、SONYはダメやろなぁ・・・
寂しいけどね。
だって欲しいモノがSONYに無いもんなぁ・・・
きさ:だめやからこんな
(最近Ge3BBSで話題になってるウォークマン)
のが出てくるんやけどな。
つる:…?どういう意味ですか?
きさ:自分の所の資産がどういうモノなのか
経営者が理解してないから、
若手がCADをちょちょっとイジルとICが出来てしまう。
S●NYの歴史を体験していない世代やからこそ、
出し惜しみなく作れる…って事でコレが出てきたと思ってるねん。
コレがエエか悪いか、判らへんし、聞こえへん。経営陣にはね。
つる:…成る程。
こんなに凄い音なのに…残念ですねぇ。
きさ:自分の手元にある価値をわかってないよ。
つる:…うわぁ、Audioだけでなく、
日本の産業界どこでも聞かれる話ですね…それ…。
どれだけ質の良いものを作っているか…
作っている本人が認識してないパターンが多くて
結局作り続けられない循環に陥ってしまう…
何か大事な循環から離れていっちゃうような気がします…。
きさ:それこそ、Life上耳噺でする「よいしょの噺」に
繋がってくるねんけどね。
つる:価値とお金の関係…
よいしょで巡る、お金というエネルギーの流れ…
いやぁ、いろんな話が、いろんな所で繋がってきますねぇ
いろんな角度から、
色んな違った視点からモノを見たほうが、
今まで見えなかったものが見えてくる気がします。
きさ:考えるのや、みるのを辞めたら、そこで終わりやで。
つる:うはぁ(爆笑)
終わりたくないなあ〜(苦笑)
(終)