イベントレポート:2006/11/24 Ge3な夕べ@エンゼルポケット 第1弾!

11月24日、連休に挟まれた金曜日にも関わらず熱心なユーザーが秋葉原・エンゼルポケットへ続々と集結した。そのお目当ては、Ge3のホームページ・掲示板で盛り上がっているストーンヒーラーの新たな使い方、つまりストーンヒーラーをスピーカや機器の上下に挟んでしまうというストーンヒーラーバーガー(略称:ストヒバーガー)である。
結果、それはそれは凄いことに・・・・。参加した方々一同、「驚愕」と「陶酔」のサンドイッチ、いやバーガー状態になったのであった。

★ストーンヒーラーバーガーについてはこちらをご参照ください。


■あまりのリアルさに鳥肌が立った!


左側が旧タイプ、右側が新型の大地。このように乗ってみると吸い付くような安定感を感じることができる

今回は掲示板に書き込みのあったストヒバーガー効果、ストヒバーガー間の結線効果、結線上に繋ぐ要石効果の確認をステップバイステップで実験した。そして再試験によってそれらが再現できる事を確認した。
実験に先立ち旧タイプの大地(\64,000)と今回正式に製品版としてリリースされた大地(\98,000)の違いを確かめる為に人が乗って体感比較する事にした。新型の大地は旧タイプの大地に比べるとずっと気持ちの落ち着く安定感が感じられた。
旧タイプの大地は私もスピーカを載せて使っている。この新型の大地と換えたらパワフルな安定感が得られそうである。ボーナスが出たら是非とも購入したい。

1.ストーンヒーラーを左右のスピーカの下に敷く

礎(いしずえ)をスピーカのインシュレータとして使えばストーンヒーラーがスピーカの下に無理なく入り、毛を潰さない理想的な高さが得られるそうだが、今回はあり合わせの桐製キューブ型インシュレータを使用した。桐キューブの高さがストーンヒーラーの厚みより若干低いため、ケブタの毛は勿論潰れている。
しかし、誰もがはっきりと認識できる程大きく変わった。
スピーカのボイスコイルの理想的な動き方を100%とするとオリジナルは約40%の能力とすれば、ストーンヒーラーをスピーカの下に敷くと55%にアップされたように感じた(あくまでも個人的な感覚として)。

ダブルクリップを装着するだけで準備OK。今回の試聴ではストーンヒーラーの塗装表面を削ってから結線したが、後でその必要はないことが判明

スピーカの下に置くだけで、驚くほどの音質アップ。

音は、より解像度が高くワイドレンジになり、余韻も延びるが、トーンコントロールを使ったように本来の音質が極端に変わってしまう事はなく、スピーカの持ち味を失う事は決してない。

2.艮(トドメ)をストーンヒーラーの下に入れる

当然改善率が上がり60%となる。

この場合は艮(トドメ)を敷くことによりスピーカはストーンヒーラーの“一点支持”の状態となる。ストーンヒーラーの毛がもっと空気に自由に触れる状態が理想的。インシュレータで高さを調節すべし

3.左右のストーンヒーラーを電線で結ぶ

今まで左右のスピーカが勝手になっていたが、音像が定まってきた。

ストーンヒーラーに付けたダブルクリップにワニ口クリップを挟んで左右のストーンヒーラーを結線する

4.要石を左右のストーンヒーラーに結ぶ

要石特有のダイナミックレンジの広がりが加わりスピーカの理想的な動き方は約65%に改善される。

写真はスピーカの上にもストーンヒーラーを置いて要石をつないで結線したところ。要石の置き場所はとりあえずここに落ち着いた。この時点ですでに全員、「何だこれは?」状態

6.DPAT※の下に先ほどの新大地を敷く

DPATは私も使っているがストーンヒーラーや要石の効果が顕著に表れるPCトランスポートである。大地を使った音はDPATを強固に岩盤に固定した様な安定感が得られる。
※DPAT:パソコンCDトランスポーター DPAT01

7.大地の上に載せられたDPATの一段下のラックにストーンヒーラーを置く

ずっしりとした新型大地の下にストーンヒーラーを置いたら効果が無いように思われるが、全くそんな事はない。音の濁りがストーンヒーラーの上昇気流で吹き飛ばされ、青空を覗かせる。

DPATの上下の空きスペースが足りなかったため、大地の下にストーンヒーラーを置いた

8.新型大地下のストーンヒーラー下に艮(トドメ)を敷く

秋の青空の様に清清しい。

9.このストーンヒーラーと大地とスピーカのストーンヒーラーを電線で結ぶ

床のしっかりしたフロアーの上に演奏家が居並ぶとてもはっきりした音像となる。

大地の金属部表面にコードをじかに接触させる

右スピーカ上のストーンヒーラー結線部分
1.右スピーカ下においたストーンヒーラーと結線
2.右スピーカの下に敷いた大地と結線
3.DPAT下のストーンヒーラーと結線
4.要石を接続

10.ストーンヒーラーを逆さにしてスピーカの上に置き、スピーカ下のストーンヒーラーと電線で結ぶ

逆さのストーンヒーラーの毛が潰れない様に桐キューブを挟んだ。

上側のストーンヒーラーは直接伏せて置くよりも、写真のように桐キューブで毛を自由にしてあげた方がはるかに効果的

スピーカの上は大賑わい。しかし音の方はすべてを忘れさせる陶酔の境地へ


スピーカ全身図。こんな姿に・・・ でももう戻れない

これは凄い!! 最前列で聴くと、録音にされたステージ背面の話し声とエンポケ後列の話声との区別が全くつかない、超リアルサウンドの空間に迷い込んでしまうのだ。
客席の1列目と2列目の間には何故か音の壁が出来ていて。参加者はこの異次元空間を確かめるためにその壁に頭を突き出しては引っ込ませ、さながらモノリスに触れようとする猿の群れと化したみたいに大騒ぎとなった。一同、あまりのリアルさに鳥肌が立ち、背中がぞっとしたのだ。
原理的にはスピーカの上下をストーンヒーラーで挟むとスピーカのボイスコイルが外部の不要な磁力の干渉を受け難くなるらしい。 部屋の明かりやPCディスプレーの電源を落とすと、更にその効果は高まる。
しかしこのような理想的なボイスコイルの動きは過大な逆起電力を発生させたのか、パワーアンプが悲鳴を上げてきた。

来月の「GE3な夕べ」は部屋の四隅と中央のストーヒーラーを電線で結びこれをシステムのストーヒーラーと接続し更に地鎮を足して完璧でよりパワフルな効果を狙った実験をするそうだ。これは是非聴いてみたい。

レポート by nda

試聴を終えた方々は聞いてはいけないものを聞いてしまったような驚きの余韻を引きつつも満足感とすがすがしさ一杯でエンゼルポケットを後にしたのだった。