■ 有効桁の話 RCAケーブルについて
各機器を接続するときによく使うRCAケーブルについて調べてみた。
そもそも、どこに資源を集中させると効果的なのかを考えるのが、
「有効桁の話」なので・・・
◼︎ RCAケーブルのGe3値
まずは、ケーブル単体でのGe3値をざっと調べてみた。
● いわゆる100均ケーブル 111p
安価な機器に付属しているアレだ。
100均でも売っているのは更にチープなケーブルも同じだと考えて良い。
● オーディオメーカーのケーブル 112p
代表としてオーディオテクニカさんのケーブルを挙げているが、
3000円〜5000円のケーブルのGe3値はこの辺りだ。
コネクターの質は高いが、線材の純度とかはGe3値には関係ないようだ。
● 雑誌の付録キット 114p
付録としては悪くは無いね。
オヤイデさんコダワリのキットだ。
逆に感心してしまった程だw。
● Belden RC-1172A-PF-01 120.3p
「普通に倶楽部員のケーブルは無いのかな?」と思って探していたらAmazonで発見!
1万円以下のケーブルで倶楽部員を探しているのであれば、
このケーブルは超お勧めです。
● 銀蛇F 124.9p
銀蛇の入門用のケーブルだ。
芯線やコネクターには、普通の「銀蛇」とほぼ同じものを採用。
おまけにSORA化済みなので、お得なケーブルだと思う。
でも、オリジナルの銀蛇シールドSORA化よりはGe3値は少しだが落ちる。
◼︎ 情報の関所
機器間に使うケーブルで下流側のGe3値が決まってしまいます。
つまり「関所」になってしまう訳ですw。
これは「勿体ない」と言う他ありません。
ケーブルの性能が「関所」になってしまう訳で、
これが倶楽部員のケーブルをお勧めする理由だ。
この関係はRCAケーブルだけでなく、
SPケーブルやSP台などのGe3値に付いても同様だ。
つまりGe3値の低い機器を使うと、
そこは必ず情報の関所になるので重要なのが判ってもらえると思う。
ここで困った問題が生じて来ます。
それは「機器のGe3値とケーブルのGe3値を同じ土俵で比較できるのか?」と言うコトです。
機器のGe3値を追求すると機器の世界だけでのGe3値になり易いのです。
この問題については、Ge3値追求に、もの凄い執念を持つ人が増えて来た頃から、
感じ始めた問題です。
つまり、ここでも80%の問題が生じた訳です。
そこで一つの指針を決めることにしました。
「音楽情報を伝えるGe3値」をGe3値の標準とすることにしました。
音楽情報というと低音や高音を感じる感度とかの個人差が関わって来るので、
「”上”にとっての音楽情報」に限定することにしました。
壱百弐拾倶楽部で倶楽部員は、この基準に適合します。
不思議でもなんでも無いのですが、不思議です。