ヒグラシ(鼓粒)の使い方 中・大口径SP編 2016/03/15

■ ヒグラシ(鼓粒)の使い方 中・大口径SP編 2016/03/15

強力な磁気回路を持つ口径の大きなSPにはヒグラシが4個以上必要な場合も多く、
マグネットの後ろだけは貼れない場合も多いので、フレームも活用して貼る訳だ。
下の写真はヒグラシが6個を貼る場合の例だ。
マグネットの後ろと、それ以外にもフレームに2個貼っている例だ。

「ヒグラシ」を使う時のコツ

その1.「ヒグラシ」は、コーン紙の動きに対して直交に貼る

 時々見かけるのが「ヒグラシ」を振動する方向と同じ向きに貼ってしまう場合だ。
 「ヒグラシ」を貼っても、この使い方では効果は期待できない。

「ヒグラシ」は、振動と直交する向きに貼る。

 これは絶対に守って欲しい。

その2.「ヒグラシ」には、緩衝材を挟まない。

 「ヒグラシ」を貼るときにゴムマットやフェルトなどの緩衝材を使わないで欲しい。
 
「ヒグラシ」は振動を利用して制振性能を高めているので、
 「ヒグラシ」は、振動面に直接貼ることが肝心だ。

 以上の2点さえ守れば「ヒグラシ」はどこに貼っても良い訳だ。
 極端に言えばSPの前面にも貼って良のである。^^;

その3エポキシ接着剤で貼る。

「ヒグラシ」はエポキシ接着をたっぷり使って、頑丈に貼り付けて欲しい。
そして、上から
ガムテープで仮止めして硬化するのを待つ

エポキシ接着剤の硬化時間は製品ごとに違うので説明書を確認して待つ。
硬化時間は30分から1日掛かるのもあり、作業時間を考えて接着剤を選ぶ訳だ。
硬化後はガムテープを剥がしても良いが、放っておいても大丈夫だ。

その4グラステープで補強する。

最近は、仮固定用にガムテープを使うよりもグラステープを使うことが多い。
グラステープは経年劣化に強いので補強になるからだ。

ただし、テープは磁気回路の放熱を考えて使う必要がある。
アマチュアの使用程度なら問題は無いと思うが、シビアーなユニットには注意は必要だ。

 

「ヒグラシ」を貼る場所がないとき

「ヒグラシ」の効果が判ってくると色々なユニットに貼ってみたくなるが、
マグネットの後ろ全てを貼れない場合が出てくる。
そんな場合はユニットのフレームを使えば良い。
その場合でも、振動と直交するように「ヒグラシ」の方向さえ守れば良い。
上の図のように、フレームに貼った場合でも振動でずり落ちないよう注意すれば良い訳だ。

 

ここで例に上がっている写真にはフレームを青く塗っているものが多いが、
これは以前売っていた「青Q」という商品だ。
これは「超結界機器用」が出来たので、販売終了となった。

どうしても気になる人は「青汁」でググると見つかると思う。^^;

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