■ Net Audioで判ってきたコト
● デジタル・ボリュームのノイズ
セミナー後のオーディオ話で、何度も出た話題が「AV AMPの自動セッティング」についての話だ。
サラウンドの各チャンネル音量やタイミング、好みの音調などをコンピュータで素早く自動的に合わせてくれる。
これを手動でしようものなら、何ヶ月も掛かって「結局は合わせられなかった」と云うのが、
自動だと数秒で完了してしまう超便利なのだ。
僕は自動調整はAV AMPを使う者の利点だとさえ思っていたので
「積極的に使うべきだ」と言って来たのだが、
何人かは「自動調整すると、音が悪くなる」と云うのだ。
「バランスを合わせて、何がどう悪くなるの?」と尋ねると
「なんか生気が抜ける…」みたいなコトをと云うのだ。
僕には自動調整は良くなったとしか思えないので「?」な話だったのだが…
ところが市野式を使うようになって、最近 そのノイズが聞こえ気がするのだ。Σ(゚∀゚ノ)ノキャー
● ノイズの原因
コンピュータが調整出来ると云うコトは、電子的なアッテネータ(電子ボリューム)を使っている訳だ。
それをコントロールして調整しているのだが、その電子アッテネータがノイズの源なのだとか…
この電子アッテネータのノイズは原理的に発生するエラーで防ぎようが無く、
このノイズについてはデジタルAMPの開発当初から判っていて、
「ビット落ちしない パルスハイトボリウム」と自慢していたりする訳だ。^^;
デジタルAMPのメインのボリュームには、そのノイズが発生し難い回路だと思うが、
デジタル回路内の全てのアッテネータが、その回路になっているとは考え難い。
なぜならAV AMPに使われているCPUの殆どは、汎用のCPUだからだ。
自動調整が売りのAV AMPは、そんな電子アッテネータを何箇所も通って音になっている。
つまりノイズが聞こえない方がの妙な訳だ。 (T_T)
デジタル・チャンデバも似たようなモノで、内部には電子アッテネータが多用されている。
TA-DA9000ES勉強会 : http://kanaimaru.com/da9000es/d190.htm
まぁ、デジタルノイズが聞こえないうちが花なのだろう。Σ(゚∀゚ノ)ノキャー