■ マグネットによるGe3値の違い
音の良いマグネットを調べるために、それぞれのGe3値を調べてみた。
| フェライト | 102p |
| アルニコ | 128p |
| ネオジウム | 124p |
| 樹脂磁石 | 128p |
なるほど…
次に音にとって良くないと云う話の「渦電流の影響を受けやすいGe3値」を調べてみた。
| フェライト | 123p |
| アルニコ | 83p |
| ネオジウム | 119p |
| 樹脂磁石 | 64p |
| 電磁石 | 92p |
音とは関係が有るようで無いような…
では何故ネオジウムはアルニコよりも音が良いと言われるのだろうか…
その理由は、恐らく「軽さ」なのだと思う。
現在ではフレームの鳴きを気にする人は少ないようだが、
Ge3的には無視できない要素だ。
同じ強さのマグネットで比較すると、ネオジウムはアルニコの8%の重量だ。
この重さの違いはフレームの鳴きも大きく関係すると思うので、
重量と渦電流でとの悪影響を勘案して、改めてGe3値を調べてみた。
| フェライト | 82p |
| アルニコ | 118p |
| ネオジウム | 126p |
| 樹脂磁石 | 128p |
| 電磁石 | 126p |
※ここで云う樹脂磁石とはネオジムボンド磁石である。
なるほどね。^^;
● ここで少し誤解があるようなので追加の情報を…
SPユニットの部位の音への影響の割合
| コーン | 29% |
| ボイスコイル | 27% |
| 磁石 | 29% |
| エッジ | 12% |
| フレーム | 2% |
以上の割合からも冷静な判断を…

