Touch the Sound

 

こんにちは。鶴@Ge3です。

 

先日、こんなDVDを見ました。

いや、聴きました、かな?

いやいや、感じました、ですね。

 

 

 

一般的にどうかは分からないけれど、私的にはとても興味深かったです。

私も彼女と同じで、「音」は耳からはいるだけのモノじゃなくって、「触れるモノ」というほうがしっくりくる性質を持っているからかもしれません。

Touch The soundという表題のとおり、「そこに在る」ことを「音」という形をとおして「触れる」のを表現したDVDだと思います。

 

 

 

DVDのなかで、日頃気にしない沢山の音がピックアップされていました。アーティストが打つあらゆる打楽器から出る音はもちろん、それらが部屋に反響する音、階段の手すりや人の身体や長さの違うパイプを叩く、砂利を踏みしめる、ガラスの振動、外から聞こえる人の気配、ロール紙がバサバサいわせながら落ちる音…、彼女が気づいてそれらにtouchすると、それら全てが楽器になっていました。「気づいていない音」が如何に多くて、その意識されていない音に、どれ程私達の感情が右往左往させられているかを、改めて再認識しました。

 

 

 

毛穴から入って来る音を感じられるかどうか。

 

できれば、過剰でもなく過少でもない、素のままの音に触れたい。

 

それが私が音を楽しむときの「面白い」かどうかの基準のひとつです。

 

 

 

 

私の肌に繋がる「うぶげ」は、私の意識よりも賢いので、それ自体にも「ウブゲ」があってかつ実体の在るもの、でないと「触れている」というふうに感じられない、感じられないモノは面白くない、と私にいいます。感動はいつだって「感じ」た後に沸き起こる感情の動きです。

 

 

 

DVDの中の彼女が「音は消えても、そこにあるのよ。形を変えているだけ」と言った台詞に、私は物凄く賛同して、同時に、その当然のような「存在」の事実に気づけていない瞬間も沢山あるということも再認識しました。だからこそ「音」の存在を明確に教えてくれる、ミュージシャンやアーティストに会う度に驚いてそして嬉しいのかなー、なんて思ったり。(そういえば、CMにうたうたいの友人が出ていました。ここ読んでるかな?おーい、元気ィ?!)

 

 

 

 

そんなこんなで、このDVD、見始めたときは普通にTVから音を出していたのですが、開始数分後、画像では音が出ている動きをしているのに、音は何一つ出てこないところが沢山あって、私が一番聴きたい繊細な音のところの出てこなさに「フンガー!(怒)」となって、慌ててAudioのSPと礎と雷智3なんかを外し、TVとDVDプレイヤーにセッティングして、やっと鑑賞できるレベル(ま〜だまだ!だけど)にしてから続きを見たのでした。(苦笑)

大黒アゲハ要石15の音がくっきり鮮明になるのも面白いし、

雷智3のパワー感、というか「実」がはいる感じも面白い。

 

 

 

いやぁ、「ほんものを感じる」って、感動しますね。

(何をいまさら、ですが(苦笑))

 

 

 

物凄く好みが左右するDVDだとは思いますが、TVから音がどれくらい出てるかのチェックDVDにも良いかもしれません。(*´艸`)