「三つ丸」の衝撃
今回の主役は「丸」です。
Ge3の製品は「どこにでも使える」タイプのものが多いのですが、元々健康グッズのアイデアから開発された「丸」がオーディオ用として非常に効果のあることから、またたく間にGe3ユーザーのオーディオ機器やケーブルに取り付けられたり、繭の中にまでもぐり込んだりしてましたが、またまた新たな使い方が開発されました。「丸」でケーブルを三方から囲んで取り付けると効果が飛躍的に高まる!という、名づけて「三つ丸」! 毛利元就も真っ青の理論(?)に基づいて試聴が行われました。なお、リクエストにより、VHSのビデオテープをCDプレーヤに入れる実験も並行して行われました。
■秋の青空のごとく澄み切った世界
部屋の環境を話題となったストーンヒーラー五個で整えた上でAH!のCDプレーヤーの天板を取り外し、コアキシャルデジタル出力を使用しました。
テストに使用した曲目は「心がやさしくなる音楽?」の1曲目「最後の感謝の言葉」の冒頭部分約2分間をリピートし、以下の15項目の実験を約3時間の間に立て続けに比較試聴行いました。
1. 空のCDプレーヤーを聴く。
この課題曲はオーディオに拘った無加工の録音であり再生がとても難しい。
練習用のバイオリンではないのかと思わせる程に装置の弱点を曝け出してしまう。
音像が左右にフラフラと揺れて気持ちが悪い。
2. ビデオテープを一つずつ内部に追加。
実験に使用したテープは新品の3本パックの長時間用VHSテープでなるべく薄い物を選んだ。何千層にも巻かれているビデオテープは磁性粉がフェライトコアの様な役目を果たしてノイズ成分を吸収している事が分かる。私の実験ではビデオテープは立てない方が良さそうだ。最近ビデオテープが店頭から徐々に消えつつあるので、今の内に買っておいた方が良いだろう。使用済みの物を使用する場合は磁性の向きを整える為に消去すると高い効果が得られる。基盤に触れる場合は紙等を挟んで絶縁処理をしてください。
3. 更にビデオテープを一つ追加。
効果は増す。
4. 更にビデオテープを三つ追加。
更に効果は増す。
放熱を妨げない範囲で詰め込むと良さそうだ。
5. 各ビデオテープの上に繭を一つずつ載せる。
効果の増し方がビデオテープを追加するよりも格段と違う。
6. 各ビデオテープの上に繭丸を載せる。
丸の持つ独特の明るさが加わる。
7. 丸を三角形〔以下仮称三つ丸と呼ぶ〕に囲んだ中にCDプレーヤーのACケーブルを通す。丸の持つ独特の明るさが更に強調される。大元の電源に三つ丸を入れると、ベースの音からかなり変化するので、正確な比較はできなくなった。
8. 三つ丸にケブタを巻く。〔以下仮称三つ丸ケブタ巻きと呼ぶ〕
丸の強烈な明るさは、一部の音域において特によく働く為、過剰に使うとバランスを崩してしまう。仁丹を口一杯に含むのと同じである。ケブタはその強烈な刺激を体全体に拡散するかの様であり、非常にバランスが良い。三つ丸にはケブタは欠かせない。
9. ストーンヒーラーの上の要石2個を専用延長ケーブル「脈々」でCDプレーヤーに繋ぐ。
ああ、落ち着いた。ホッとする。今まで妙なベールに包まれていたものが掃われた。
10. 更に要石1個を追加。
音が地に着き、当然定位も良くなる。
11. ストーンヒーラーをCDプレーヤーの下に敷く。
Ge3の掲示板でニコニコさんが絶賛している方法である。
良いだろう事は薄々分かっていたが、スタッフも実際に耳にするのは初めてである。
おおっ!! すげえーっ!! なるほど! これでニコニコさんの感動が理解できた。
私もすぐに9台ストーンヒーラーを発注した。
何が凄いって? 音の立体感が雲泥の差なのだ。
音が空間に浮かび上がるのだ。これは超おすすめである。
ストーンヒーラーをお持ちの方、今すぐコンポーネントの下に入れて聴いてみて下さい。
12. ストーンヒーラーの下に艮(トドメ)を敷く。
当然強力にパワーアップされる。
13. ブレーカーよりステップダウントランスに三つ丸ケブタ巻きを付ける。
スタッフは良くなったというけれど、私は好きになれない。全体的にハイ上がりになる。
14. CSE Isolation Regulatorとパワーアンプコードに三つ丸ケブタ巻きを付ける。
これもそうだ、一体何が良いのか分からない。
15. “あるモノ”※を被せる。
またも おおっ!! すげえーっ!!である
上記13.14.での不満は一挙に解消された。
この“あるモノ”は機器から発生する不要輻射の方向を垂直の方向に整えて外部に放出するらしく、あたかも機器のノイズ成分がストーンヒーラーの上昇気流に乗ってまっすぐ上に吹き飛ばされる様である。秋の青空の如く澄みきって非常にクリアーな世界である。
清清しい秋を満喫した一日でした。
※“あるモノ”とはまだ商品化されていない(商品化未定)、非公開のモノです。エンゼルポケットに来た方だけが体験できるサプライズでした・・・・。
nda★プロフィール
芝居と工作が好き。日芸演劇卒業後タイで3年間床柱の製造に携わる。帰国後電気、無線、電話、建築、不動産関連等の国家資格を取得。現在大手錠前会社海外部に所属。妻と共に地域の定期公演に参加している。
■手軽で重宝するアイテム「丸」
私がエンゼルポケットに着いたのは19時過ぎであり、すでに大方のチューンは終わっていた。使用されていたのはAさんが持ち込まれたAH!のCDプレーヤーで、蓋が開けられていて中に丸や繭、磁気テープなどが貼られていた。スピーカーには側面に大黒アゲハとインシュレーターに丸が使われたアルテック一発仕様の桐箱スピーカー、このスピーカーを一週間前に聴いた印象では「良く鳴っているけれど紙コーンらしさと箱裏からの反射がちょっと気になるなぁ」というものだったがこれが何ともゆったりと鳴っていた。
たまたま空いていたセンターの席に座らせて頂き持ち込んだのCDを聴かせてもらったがとても一週間前に聴いた音と同じスピーカーとは思えないほどの豊かな鳴りっぷり。バスレフダクトの音が気になるというお客さんの指摘でそこに丸を載せてみると音はクリアになる印象だが、以前別のスピーカーで試したケブタを貼る方がダクトには効果的と感じた。
さらに電源装置と電源ケーブルに丸三つをそれぞれ使っていった所、やはり音の見通しが良くベールを取っていくようにクリアになっていく印象。手軽にチューン出来て比較もしやすい丸は非常に重宝する新アイテムと感じた。
その後、イベントだけの特典?ということで開発検討段階のある試作品の披露があった。以前にも開発検討されたものの製品化までは至らなかった物のニューバージョンらしいのだが、これまた機器やスピーカーの上に置くだけのもの。視聴結果は、言葉にすれば同じくクリアになるというものだが、丸が出ている音をハッキリさせる方向とすれば、こちらはざわざわしたノイズを取って背景を静かにする方向という印象だろうか?いずれにしてもかなりの効果が体感出来たので製品化が楽しみなところだ。
後半からの参加しか出来ないにも関わらずGe3のイベントを楽しみにしている理由は、音の変化がわかりやすく体感出来て自分のシステムにも応用がしやすいこと、リクエストや質問にも応えてくれる事が多く、イベントとして楽しいことが挙げられる。後半しか参加出来なくてもったいないから行かないなんていう人がいたら、来ない事こそもったいないと言ってあげたい。次回も何が飛び出すかとても楽しみである。
今井明(いまいあきら)★プロフィール
最近は自分のシステムにそれなりに満足して落ち着き気味のため、何か面白いものはないかと各イベントを物色中。音楽の好みは多彩だが、中心は洋楽やジャズの女性ヴォーカルなど。その場で歌っているような臨場感を求めて既製品に飽き足らず自作をしながらオーディオと音楽を楽しんでいます。
■耳から鱗、音に勢い・・・不思議だ
さて今回のGe3月例デモはいろいろな意味で大変興味深いものでした。例によってアクセサリーでこんなに変わりますよっていうデモですが、余りにも変わるのでそもそも元の音は何だったのかと疑問が湧く位の変わりようでした。中にはほんとにお手軽に出来るテクニックもあるので実際に試して驚いて欲しいと思います。デモの中身はいろいろとあり過ぎたのでとりあえず個人的にインパクトが強かったものを順に上げてみます。
まず最初にCDPの蓋を開けて中の空いている空間部分にVHSビデオテープの中身(つまり磁気テープの部分だけ)を入れるというもの。1個入れただけで耳から鱗の変化ぶり。音の背景がとたんに静かになってしまいます。入れる個数を増やすとさらに顕著。どうも内部から発生しているノイズ成分が何層にも巻かれた磁器テープ部分に吸収され熱に変換されて戻ってこないようになるようです。非常に安く簡単で害もなく効果は確実にあるので非常にお勧めです。(特にデジタル機器に有効です。)
次は新製品の「丸」を使ったテクニック。「丸」は単体で機器の上に置いたりするだけでも効果がある不思議なデバイス(?)ですが今回はこれを3つ使って電源ケーブルを囲むという通称「三つ丸」というテクニックを試しました。エンポケの電源は200Vのラインをステップダウン・トランスで100Vに落として使っていますが、このトランスの100V側の所に「三つ丸」を設置しました。(テープで丸3個をケーブルを囲むように貼るだけ。)これだけで音楽に勢いが付きます。大出力のアンプに変えたのとはまた違う変化だと思います。なんと言うか音楽自体が積極的に鳴ってくると言ったらいいのか。これが元に戻ってしまったら大変寂しくなってしまうような変化です。この違いがあのデバイス(?)で出来てしまうのが不思議です。
この次がまた不思議なのですが、「ストーン・ヒーラー」という元々は宝石屋さんの為に作ったデバイス(?)をCDPの下に敷きます。これだけで大変化、といっても前の「丸」とは変化するベクトルが違います。音のアタリがきめ細かくなってCDPやDACを最上級のものに交換して品位を上げたような感じです。簡単にアクセサリーを追加した程度で変化するレベルを超えていると言ってしまって良いと思います。これをハイエンド・オーディオ機器を作っているメーカーの人達に聴かせたら悩むでしょうねぇ。この方法はアンプやスピーカーの下に敷くことでも効果があるそうです。(早速自宅CDPでも導入しました!)
最後は製品というかプロトタイプにもなっていないデバイス(?)の実験となりましたがどんなものだったかはちょっとここでは書けません。「それ」をCDPの上に置いて聴いてみると唖然。今までの音がさらに良くなってしまうのです。思わずそんな馬鹿なと言ってしまいそうですが耳は正直者。まだ製品化されるかどうかも分かりませんがこれは凄く欲しいですね。早く販売されるようになることを願っています。
相変わらず不思議な製品のGe3ですがその効果については聴けば疑いようのないものばかり。何でだろうと疑問も湧きますが最近は導入して幸せになれるんならそれでいいかと納得しています。
銀狼(ぎんろう)★プロフィール
中学生の時に初めて買ったLPレコードが「原子心母」(ピンクフロイド)。以後この路線を突き進むが高校生になってからはモダンジャズへ傾倒、大学ではジャズ研へ転がったがなぜかこの頃から独ECMレーベルしか聴かなくなる。社会人になってから各国民族音楽へどっぷり。しばらくはインド音楽しか聴かなかったが、何時の間にかポップス、フィメールヴォーカルへ。最近はクラッシックも好みとなる。昨年の年初から1年半の断聴ののち再び音楽のある生活へ復帰。雰囲気、熱気、根性(?)が再生出来るシステム構築が目標。