■こんどは暑いぞ!?
ストーンヒラーによる結果は、思いのほか強力でした。 部屋の四隅に置いたときは、凛とした空気感で部屋に緊張感がみなぎります。 音楽も同様な感じでスピード感のある緊張した感じに聴こえました。 別に鮮明さが増したというわけでは無いのですが、妙にリアルなんですね。
ついで真ん中にもう一つストーンヒラーを置くと、先ほどまでの凛とした冷たさと打って変わり、粘つくような熱い雰囲気に変わります。
まるでカーニバルのど真ん中の熱気です。
本当に暑くて汗ばむほどで音も熱いです。
繭も四方と天井に貼ってみました。
この時点のエンポケの音響効果は最高だったのではないかな? 何の文句もありません。
使った機器はいつものAMP群と置いてあった桐SPです。 ほんと良く鳴るSPでした。
視聴にはチョットだけGe3処理を施しましたが・・・
■陶酔の音空間に包まれた!
まずは軽くGe3チューンを
実験に先立ち、部屋の環境を改善する事から始めた。
繭(マユ)を部屋の四方の壁と天井に一つずつ貼る。
部屋の壁や天井を「消した」というよりも「遠ざけた」といった方が正確かもしれない。
4m×6mぐらいの店内の空間を一気に○m×○mに広げたような感じとなる。
安く簡単に調整ができ、しかも絶大な効果が上げられる繭はこのようなイベントには打って付けである。
使用するスピーカーの下にインシュレーターとして丸(マル)を3個敷く(フロント中央に1個、後方に2個)。
「丸」は高域になるに従いソーダ水の様にすっきりさせ、粒立ちが明瞭となる。
これはアンプのつまみの所に貼っても同様の効果が得られるので不思議だ。
音を出しながらスピーカのバスレフポートに貼ったケブタの量を半分に減らし、スピーカーの取り付けビスに大黒アゲハを数箇所貼って低域の量感を調整した。
この大黒アゲハの効果は非常に高く、僅か5mm四方でもかなりの違いが見られた。
更に実験効果をより明確にする為、外来ノイズを遮断するべく結界棒を部屋の四隅に設置した。
ストーンヒーラー5個置きに驚愕
さあ、いよいよ実験開始だ!!
最初にストーンヒーラーを部屋の四隅に置いた。
部屋の空気が一変する。あたかも神社に居るかのよう*に涼しく感じる。
女性の歌声は高い天井に吸い込まれ、まるで天に昇る様な深淵な空気感となったのだ。
そして今度は部屋の中央にストーンヒーラーをもう1台追加する。
ストーンヒーラーの設置場所がセンターよりやや右寄りで、音像も右に傾いている様に思えたので、左に3センチ動かしてみた。今度は具合が良い、音像はセンターに位置する。まるでアンプのバランスつまみを操作しているように変わった。
ついでにこのストーンヒーラーをスピーカーの前に移動してみた。 すると音像も前に移動したのだ。
まるでサラウンドの様に音像が前後左右立体的に動くのだ。
これには驚いた。音像は常に中央のストーンヒーラーに音が吸い寄せられているのだ。
それだけではない、吸い寄せられたエネルギーはストーンヒーラーの上に柱を作り、まるで周囲を照らす太陽のようにエネルギーを発しているようなのだ。
先ほどの四隅のみのストーンヒーラーとは打って変わって今度は暖かい。
艮(トドメ)の効果に悩殺
更に中央のストーンヒーラーの下に艮(トドメ)を敷くと、音のコントラストが濃厚となる。
これは要石の数を増やした感覚に似ているが、ちょっと違う。
要石はストーンヒーラーの上に載せると、要石が吸収したノイズをリアルタイムでストーンヒーラーが消去するので、音の立ち上がりが鮮明となる。
ノイズが除去されると、歌手はスポットライトに浮かび上がり、要石の数を増やす毎に、聴き手は歌手に近づき、最後は歌手の胸元に顔を埋め心臓の音を感じるまでに至るのだが、このセンターのストーンヒーラーの下の艮は違う。音エネルギーをブーストするのだ。
まさに悩殺されるという言葉が当てはまるのではないだろうか。
【Ge3的表現の説明】
*神社に居るかのよう:Ge3では良く使う表現であるが、神社の中は結界が張られており、気配に敏感な人なら分かるのだが、シンと静まって体感的に涼しく感じられる。これは結界を貼った神社の空間は余計なもの(空間内の不純物とでも言おうか)をシャットアウトする効果があり、音響的にもその空間は非常に理想的と言える。