施工例:6. 黒アゲハによるコーン型SPのセンタードームの振動対策

2007/7/10
黒アゲハを縦に3分割
スコーカに黒アゲハ
ウーファーに黒アゲハ

次はスコーカーとウーファーのセンタードームの対策です。

どちらも、ドーム部がごついので、「琴引」ではなく「黒アゲハ」を縦に3分割し貼り付けました。
仮付けの後綿棒を使って接着面を密着させます。これも簡単に終了です。

トレーニングはさほどいらないようです。すぐ効果が解ります。

さて、「黒アゲハ」のセンタードームへの対策の効果ですが、音の切れが良くなりました。空間描写も更に向上しています。
ドーム部も分割振動が結構あったのだなーと実感する変化です。特にウーファー部は特に影響があったようです。低音のふくらみが減少し、フラットになったようです。対策は必須ですね。

この作業も綿棒は大活躍です。

さあーこれでSPの基本的対策は完了です。

ツイターの修理でエポキシ接着剤の完全硬化までの時間がかかるためか,それともトレーニングのためか、音はかなり変化しました。2,3日経過後は透明感、空間描写が格段に向上しました。

これまでの対策の結果、しみじみと音楽が聴けます。今までマスキングされて聴こえなかった音が空間の中に浮かんでいます。NHK FM放送を聴いていても、ああ良い音だなーと喜んでいます。

スピーカーから音が出ている感じがしないですね。この時点でもう別物のスピーカーです。^^