=SPが天然記念物に!!=
≪New礎≫
エンクロージャにケブタを2日聞き込んで、楽しみでたまらなかったNew礎である。
一つ一つ、焼き上がりの色合いが異なっていて、実に味わいがある。
礎の並べ方には意味があるそうなので、リスニングポイントに向かって音が集まるように置いていく。そしてオオサンショウウオ3匹にSPを乗せる。
作業時間は5分だ。
●試聴1
設置直後のクリフォード・ブラウン。
私が最も愛する「ブルース・ウォーク」。
え!なんじゃこりゃ!トランペットが固くなったぞ!?
ドラムがへこんだぞ!!ベース聞こえない!
くそ!
てやんでぇ!
なんてことしてくれる!!!
こんなもん聞けるか!!!
●試聴2
設置5分後、自然の中のモーツァルトの「せせらぎ」。
うーーーむ。
イライラ。
イライライライラ。
ピアニッシモのバイオリンが響かないではないか〜。
せせらぎの水の流れの音だけが異常に浮いている。
ピアノもやや浮きぎみで、弦楽器がへこんでいる。
旧・礎でもこんなことにはならなかったのに、いったいどうしたんだろうか???
設置60分後。
静寂のかなたから、小鳥のさえずりが聞こえてきた。
バイオリンの響きが戻ってきた!
以前よりもいや増した輝きをもって帰ってきた!
静寂感だけではない・・・・
クラリネットのソロが・・・良く鳴らしこんだ瞬間の音(そのソリストが得意とする音)の倍音の輝きが脳を直撃する・・・ホルンなんて天上界のサウンドに感じてしまう・・・
●試聴3
設置2時間後、ベートーベンの第九、第四楽章
ベースのソリストが輝いている!ベースの倍音が脳天直撃!
倍音の再現力がかなり向上している!
生では当たり前の話である。
現在の私のレベルでも、生演奏のハーモニーがばっちりあった瞬間には、3つくらいの天空に輝く倍音が聞こえてくる。
トランペットの私の師匠なんかは、私の数倍の倍音が聞き取れるそうだ。
オーディオから生に近い倍音を聞いたのは初めての経験だ!
しかしまだ、低音が薄い気がする!!
気がしてしまうのだ!!
まだまだ低音が薄いのに、SPが浮いているように聞こえてしまうのだ(笑)
●試聴4
設置8時間後のクリフォード・ブラウン「ブルース・ウォーク」
復活!!
完全ふっかーーーつ!!!
全てが輝いている!
軽い風のような低音とは本当だったのだ!!
旧・礎をぶっちぎり!
ぶっちぎりすぎ!