=ツィータが奇人変人大賞に輝く!!=
≪篳篥≫
アルミパイプから1日後。
篳篥と書いて「ひちりき」と読むそうだ。
はっきりいって、書けないし読めない(爆)
篳篥の両面テープを剥がして、ツイーターに仮固定する。
貼るところがないので、アルミパイプの上に貼ってしまう。
ガムテープでさらに固定。説明書をよく読んで、篳篥の内部を通る空気を妨げないように、余裕をもって固定する。
もはや奇人変人のお姿になられました。
さっそく試聴する。
大事なのはフレームの振動が上手く篳篥に伝わることらしい。
フレームに中指、アルミパイプの上の篳篥に人差し指で触ってみると、確かに振動が伝わっていることが確認された。
作業時間は5分。
●試聴1
作業直後のクリフォード・ブラウン。
く!空気が!空気が出てきた!
篳篥の説明書には「音像がタイトになりますが、音場は逆に拡大されます」と書いてあった。ツイーターにアルミパイプと青Qで既にタイト化していたので、篳篥によってタイトになった感じはしない。
むしろ上下左右への音場の拡大と、ほんとに極細の音、たとえばドラマーのスティックがわずかにドラムのスティックに触れた音が良く分かった。良く分かったというのはどういうことか。すでにこういった微細な音は聞こえていた。しかし音量も小さく時間も瞬間的な微細音の始まりから終わりまでの「変化」がよりいっそう明確になったのである。
篳篥は、人間の耳には聞こえないノイズを吸音する働きがあるそうだ。聞こえないなら吸う意味ないのでは?と思うのが普通なのだが、空気が出てきてしまうのである。
●試聴2
作業2時間後の「自然の中のモーツァルト」の「海」
気持ちいい。
波のパワー感、全方向に移動しゆくつながり、さざなみの泡が弾けたり砂と擦りあうあの気持ちよさ。
トータルバランス、かなりいいよ、これ。
ルーム・チューンは一切していないのに、以前と比較して気にならなくなってきつつある。
外見の危険さなんぞものにしないほどの違いである。