2007/4/3
《旧・礎(イシズエ)》
既に、自作のぐい飲みインシュレーターを使っていたにも関わらず、旧・礎を使ってしまう私は完全にマニアの仲間入りかもしれない。
自作のぐい飲みですら、「いままでSPは薄い布一枚を被っていたんじゃないの?すごい開放感だ!」と素敵な時間をプレゼントしてくれたのである。
さて、本家の礎はどうなんだろうか?(これも既に『旧』なのだが・・・)
礎の上にスピーカーを置いた瞬間、音楽が空中に浮遊した!
今までの音は、まるでスピーカーが、泥を被っていたようなものである。
薄い布を脱がせた自作版と、泥をキレイにふき取った本家の旧・礎であった。
作業時間3分(笑)
●試聴1
朝6時40分(爆)。旧・礎に乗せた直後にクリフォード・ブラウン。
今まで聞こえなかったドラムの音が飛び出してきたり、ベースの軽やで躍動的なリズムが飛び出してきた。
●試聴2
旧・礎に乗せて12時間後、「自然の中のモーツァルト」の「海」
海にも効果あり。
海の奥行きがでてきたり、遠くのほうで鳴いている鳥の距離感がさらに深まった。
アベ・ベルム・コルプスの合唱では、低音部が『分厚い空気の層が空を飛んでいく状態』である。
●試聴3
施工24時間後。
試聴1〜2では三角形の頂点がリスナーの方を向いている状態(SPの前面が1点支持)。今回はSP前面を2点支持にしてみた。
ふむふむ。
微妙であるが、違っている。
前面2のほうは、力強さの上にやさしさとか、ふんわりとした広がりを感じる。
前面1のほうがさらにパワーと音像のフォーカスが強調されている。
これは好みや気分で楽しめる。
ところで最近、音の定位というものを、「考えなくなった」と付け加えておこう。