施工例:DIATONE DS-77HRをフルチューン(ホーン藤田)

2005/1/9

施工前の全体図。
知人から譲り受けたSPで、突き板と吸音材は撤去したらしい。
よって、オリジナルの音は分からないです。^_^;

■トゥイーターをチューン

施工前のトゥイーター
フレームにプロジェクトQを塗布。
ヒグラシ1個をマグネット部に取り付け。
→高速度のピストンモーションの反作用に負けないだけの質量と強度を確保。
マグネットとフレームの境目に、麻紐をぐるぐる巻き。
フレームフランジに麻紐インカ巻きパッキン。
→麻紐は振動を繊維同士の摩擦で減衰するので、フレームの取付時の締め付けでも、音色が暗くなりにくいです。
トゥイーターの振動板に琴引をウルトラマン貼り。
→振動板の分割振動を減衰。
高域がクリアに。上下にヒチリキを2個取付。
→10kHz前後の不要振動を減衰。

■スコーカーをチューン

施工前のミッドレンジ
フレームにプロジェクトQを塗布。
ヒグラシ2個をマグネット部に取り付け。
→高速度のピストンモーションの反作用に負けないだけの質量と強度を確保。
トゥイーターと同様に、マグネットとフレームの境目に、麻紐をぐるぐる巻き。
フレームフランジに麻紐インカ巻きパッキン。
ミッドレンジの振動板に琴引。
→コーン紙、センターキャップの分割振動を減衰。フレームにヒチリキ2個。→フレームに伝わる10kHz前後の不要振動を打ち消します。エッジに長さ3mmのケブタテープを2箇所貼り付け。
→エッジの反射を無くす。

■ウーファーをチューン

施工前のウーファー
フレームにプロジェクトQを塗布。
マグネット部にヒグラシを4個取り付け。
マグネットとフレームの境目に麻紐をぐるぐる巻き。
フレームのバッフル接触面に両面テープを貼り付け。
→麻紐インカ巻きパッキンをするための下準備。
貼り付けた両面テープの上に、麻紐を貼り付け。
錦糸線にプロジェクトQを塗布。
→錦糸線の品位を上げる。
ウーファのダンパー部に長さ15mmのケブタテープを3箇所貼り付け。
→ダンパーの反射が無くなります。(^^)
ウーファ振動板に黒アゲハを6枚、放射状に貼り付け。
→ダイアトーンの強靱なコーン紙でも分割振動はしているので、黒アゲハで減衰することによって、低域がクリアになると同時に、中高域もクリアになる。エッジに長さ14mmのケブタテープを3箇所貼り付け。
→エッジの反射を防ぎます。

■エンクロージャー&ネットワークをチューン

エンクロージャーに黒アゲハを、前後バッフル、両側板にそれぞれ2枚ずつ貼り付け。
→箱の分割振動を減衰します。
施工前のネットワーク1
施工前のネットワーク2
ネットワークのコンデンサーの側面にプロジェクトQを塗布。
→コンデンサーの品位を上げる。内部配線に蛍イカを3個取り付け。
蛍イカ1個で取付箇所前後25cmを制振出来る。
→内部配線と言えども、振動の影響は馬鹿に出来ない。^_^;
チューン後の全体図。
そんなに違和感はないでしょ。(笑)