≪ケブタ≫
篳篥から二日後。
憧れのケブタさんの登場です。
ケブタを5ミリ角に切断し、エンクロージャーの内部15センチ毎に貼りまくると、何かが起こるそうである。
ケブタさんは毛並みがきれいで気持ちいい。
このままカーペットや布団やコートにしたいくらいだ。
さて、SPの各辺の長さをメジャーで測り、必要な5ミリ角の量をだいたい思い浮かべる。ケブタさんの裏に両面テープを貼り付ける。
そしてカッターナイフで切断して、36個の5ミリ角を作る。
だいたい5ミリなのでたまに1センチくらいのが・・・
気にしない気にしない!(爆)
そして、貼っていった内部のお姿は、毛まみれとなった。
作業時間はのんびりやったので2時間くらいかかった。
●試聴1
作業直後の「自然の中のモーツァルト」の「海」。
ボリュームを大きめに上げてみた。
うわああああああああああああああ!包まれるうううううううううう!
パワー感向上か!?
否!パワーというわけではない!
迫力か!?
否!迫力には違いないが、それだけではない!
響きのツブツブが私を襲う!
批判的な人間ならば「薄くなった」というかもしれない。
しかしこれは、薄くなった程度の次元ではないのだ!
時がゆっくりと流れ、響きが充満する!
●試聴2
作業3時間後のベートーベンの第九、第三楽章。
うむ!うむうむ!
毛によって、エンクロージャー内部に残ったこもりが取れたのであろうか?
ぜい肉をそぎ落とした、音楽本来の美しい響きが鳴りわたっている・・・・
こんなまともなコメントを考えること自体が音楽をばかにしているようにさえ思える。
正直に言おう!
陶酔の世界!!!!
近くで聞いても、部屋の一番遠くで聞いても!
ダイナミクスの対比も抜群だ!
美しいピアニシッシモ、美しすぎるフォルテティッシモ!
●試聴3
ジャズ100連発!
上記の特徴の他に、音楽ってほんとに明るくていいもんだな、楽しいなと実感させられた。
尚、今回は低音がなくなって戻ってくるというような現象は現れなかった。
いや、あったのもしれないが、利点があまりにも凄すぎて気がつかなかったのかもしれない。