施工例:14. Ge3化第十四歩 ★各ケーブルに大黒アゲハ

2007/4/14

大黒アゲハ

次のケーブル『整振』にいってしまおうではないか!
まずはDACからアンプにINしているケーブルに・・・
思わず青くしてしまってから(爆)

寿司巻き!

同じように『ケーブルの下流端から20cm以内に大黒アゲハの縦半分を巻き付ける』というコンセプトで、延長コードはじめ各接点ごとに『下流側を寿司巻き』にしていった。

PC→DACチップはこんなかんじ。(なぜか青いところが・・・)


コードが長くなる分のロス、接点が増える分のロスを想像すると、3箇所の『下流寿司巻き』はかなりのロスレスに繋がっているであろう。
「上流側も寿司巻きしたい。」という衝動を抑えるのが精一杯である。(爆)
Ge3掲示板でコッソリ見つけた「黒砂糖をまきつけ」もついでにやってしまいたい衝動を抑えるのが精一杯である。(鬼爆)

さて、10分もかからず作業は終了。

●試聴1

作業直後にいつものクラシックとジャズをいろいろ聞いてみたが、SPケーブルのときみたいに、最初に悪く感じるということはなかった。しかし良くなったとも感じない。SPケーブルの寿司巻き効果が『バカ効き』だったので、PC→アンプ間の寿司巻き効果が目立たないのだろうか???

●試聴2

作業から1時間後、念のためベートーベンの第九。
うむ。
以前とは深みが全然違う。

違う!これもまた全然違うわ!

えーっと、スコアみて確認してないので正確に書けないのだが、合唱の男性テノール・パートがフォルテ、その上に軽く女性アルト・パートが乗っているように聞こえる部分があるんだけど、『そこっていままで意識したことなかった』んだよ!ところが、二つのパートの間にある空間が掘り下げられ、微妙で軽く乗ってくる女性パートがくっきりと現れたわけよ!!
似たような部分で、音量はピアノで微細表現でハモリあう男女パートがよーーーーーくわかってしまう。
えーとあと、ベースのソリストの子音がさらに聞こえやすい。

えーっとあのあの!!
情報量が多すぎて書ききれない(爆死)

●試聴3

作業から2時間後、またもや試聴1に戻って、例のモーツァルトで確認してみた。
うん。やはり合唱が変わった!
ハモリながら動きが違うパートそれぞれが浮かんでくる。

しかし正直、SPケーブルに寿司巻きのバカ効きと比較すると、PC→アンプ間の寿司巻き効果は『マニア向け』であろう。マニアにとっては大きな違いに感じるが、リスニングの素人さんにはわかりずらいかもしれない。
ウチの妻も「最近の変化はわからない。2〜3回くらい大変化があったのはわかったけど、それ以来は私の耳ではわからない。」という。どうやらヒグラシ〜エンガワあたりまでは(オーディオ無関心の)妻でもはっきりと違いがわかったようだが、それ以降は判別が困難なようだ。(というか、妻には聞き分ける気がないのかも・・・)
いろんなシステムを聞き込んでいるオーディオ・マニア、私のように楽器演奏者で一流の生演奏を聞き込んでいる人、聞き分けたいと真剣に耳を澄ます人、ならば判別できよう。
自分の耳だけを頼りにすることも、マニアの耳を参考にすることも、マニアの耳におすがりすることも、すべては自由である。

●試聴4

作業から4時間後。
「自然の中のモーツァルト」の「高原」を聞いてみた。

すばらしいの一言だ。

高原で収録した編集なしの鳥たちのさえずりに囲まれてモーツァルトが流れ出す。
特に間近で鳴く鳥の声がすごくなった。声帯の振動まで目に見えるようだ。
同様に、弦楽器の弦の軋みが感じられる。
クラリネットがこんなにも美しいものかと感動に浸る。
ここにきて、少しものたりなかったフルオケの再生能力が80点から90点に跳ね上がった。

唯一、気になるのは部屋の反響?だ。
ボリュームを上げればあげるほど、あちこちが共振したりコモリだす。
なにしろ、部屋よりもSPのほうが静かなんだから・・・

●試聴5

仕上げにクリフォード・ブラウンである。
音の重心がやや下がり、ドッシリとした迫力と静寂感が少しUP。低音の厚みが増した。
ドラムがシンバル系を叩いた瞬間の、打点の重みのようなものが出てきた。ある程度の重量がある金属(ハイハットなど)を叩いた瞬間の、手首にかかる反動というか、叩かれた金属の揺れのような感覚である。