施工例:6. Ge3化第六歩 ★収音材撤去+エンクロージャに大黒アゲハ+エンガワに挑戦

2007/3/28

大黒アゲハ

まったく意味が分からないが(笑)
面白そうなのでエンガワいってみようか!
Ge3の言うことはすごいっちゅことは証明済みや!

大黒アゲハを取り出す。
ウーファユニットも外す。

大黒アゲハを縦に細く切る。

大黒アゲハにはなにやら3本の弾力性のある物体が入っている。
今回のSPの場合は、ちょうど、その3本に合わせて大黒アゲハを三等分すれば良さそうな感じだ。

 

ここで私は、見てはならぬものを見てしまった(爆)
大黒アゲハの中身である(爆)
これってアンタ!
これって????
この驚愕に目もくれず、私は一歩先へ進む勇気を出した!
Ge3ホームページや各製品の説明を思い返すと、一貫した考え方があるような気がする。

それはさて置き、エンガワだ。
本当にこれで合ってるのか?

ユニット側に貼るのか、エンクロージャ側に貼るのか、迷った。
まぁ間違ってりゃ剥がして貼りなおせ〜と思って、今回はエンクロージャ側に。

さて、収音材の撤去だ。
チンケなガーゼ?枚あるのをビリビリを破いてやったよ。


せっかくユニットを外しているので、エンクロージャ内側の両サイドに大黒アゲハ1/2づつを貼る。


ユニットをはめると、すでに浮いている(爆)

Ge3情報によれば、ネジを緩めにしめるといいそうだ。
緩めにって、すでに浮いているのだが・・・
とりあえず緩めで(笑)

さて試聴であるが、最初は「全体的に少し明るくなったかな?」と感じた程度であった。
だがしかし、数時間後、翌日と聞き込むにつれて、いよいよ恐ろしくなっていったのである。

●試聴

ジャズ系50曲(爆)
ビッグバンドのトロンボーンが、意図的に音をバリバリ割っている音!これほんとに飛び出してきました。いったいどこから音が出てるのか?と何度もSPに耳を近づけました。琴引や黒アゲハが接触したときのビビリか?と思ったが違う。生できいたことがあるアレであった(笑)
そして、テナーサックス、アルトサックスが異常に生っぽいのだ。私はトランペッターであるから、サックスなんぞ格下じゃと思ってきた。音色・表現力ともに、サックスは劣ると思い込んできた。しかし!全国のサックス愛好家のみなさんごめんなさい!私が間違ってました!悪うございました!サックスのほうが上です!と心の中で叫びたくなるほど、豊かな表現が聞こえてきた。
しかしこれまでもチャーリー・パーカーはすごいと認めていた。引き換え後期のジョン・コルトレーンは嫌いで、聞く気がなかった。されど!このSPで聞くコルトレーンはすごい!一発で憧れの人に変身してしまった!!(爆)コルトレーンの口の中の動きや顔の筋肉の動きが見えそうになる瞬間がではじめた!
つづいて面白かったのがサッチモだ。半世紀以上昔の録音である。にも関わらず、チューバのベースランニングが、軽くさわやかにボンボン飛んできたのだ。

アルミパイプとProjectQによって、完全に質の違うウーファ・ユニットに変貌したようだ。
エンガワ&ネジ緩めで、ネジが原因となる音の歪みが排除された。
私の音の趣向まで一新させてしまう、恐ろしいチューニングである。
しかも、エンクロージャを触ってみると、箱の振動が減っている!置いている机や近くにあるPCのマウスのほうが倍ほど振動しているではないか(笑)