施工例:SP逆ホーン化作戦決行 その7

完成5日後

モーツァルトも毎日かけているので、馴染むのが早かったのかもしれません。完全に安定を見せております。
非常に恐ろしいサウンドです。
エンポケのデモで聞くサウンドと互角ではないかとすら思います。
完成記念に、ヤマハ5.1CH所有の友人が遊びにきました。
曰く
「擬似サラウンドなんていらないね。
どこにいても同じように聞こえる。
なんだろう?このクッキリハッキリで飛んでくる低音の迫力は?
サブウーファ不要じゃん。あんなのボリューム感あるだけのこもった音に感じてきたよ。
それぞれの楽器がしっかり定位してS/Nが高く、生演奏みたいだ。
そこにいるみたいだね・・・」

◎ Jaco Pastorius の The Birthday concert より The Chicken
これはヤバイ。
のっけから聴衆の歓声と拍手が奥行きと臨場感を演出して、その場にいる錯覚に陥ります。
ビッグバンドの強烈なイントロが気持ちよすぎ。
たっぷりの空気感につつまれてしまい、絶叫したい衝動に駈られます。
トランペットが空を切り裂いて脳が揺れます。
全曲を通してベースが気持ちよく、ボリューム感たっぷり&リズミック&スピーディに飛んできて、シビレマス。
いままでは、ビッグバンドよりもコンボ派だったのですが、これからはビッグバンドもやみつきになりそうです。

◎マックスローチのドラムがすごい。
クリフォードブラウンの後ろで叩いているマックスローチのドラムがやばいです。
太鼓の中で共鳴している音が聞こえてきます。
生ではいつでも聞いていましたが・・・

◎SPが消える
シブいブラックで見た目が超かっこいいのです。
なのに、音楽をかけるとスッとSPが消えて、音楽だけが浮かぶのです。

◎その他のジャズのドラムもすごい
録音によっては、スネアの打撃音が他の太鼓に共振していたり、スタジオ??の壁に跳ね返ってきたりするので、その部屋の広さが分かったりしました。

◎JPOP、歌謡曲、演歌
良い録音の場合、ボーカルの顔の向きや表情が分かる瞬間が確実に増えております。

◎ルイ・アームストロング&エラ・フィッツジェラルド
やはり古い録音ですね。
いまさらですが、サッチモとエラのを改めて聞きなおしました。
音楽制作上のトリッキーなテクも多彩な色もありませんが、最近の録音と比べても、生々しさにかけては劣っていませんね。
逆ホーン前後では生々しさが格段に違います。
シブく締まってはじけるように鳴っています。
音域もボリュームも関係なく、余裕すら感じさせる鳴りっぷりです。
脳が揺れるんですよ。

◎ 1997 – Herbie Hancock & Wayne Shorter
脳が揺れるんです(しつこい??)
部屋中にヴァーーーっとね、霧が立ち込めるように、ウブゲが充満するんです。
それに包まれていると、脳が溶けそうになるというか、恍惚なんですよ。