彷徨える工房:2001/11/3 逸品館・プラスヴィジョン共同イベント in 東京

えーと、まず『Pinao』の販売をしている、プラスヴィジョンさんのショールームの印象から。結構入り易い雰囲気です。そして、ショールームのお姉ちゃん結構キレイだよ。(笑)と、まあこれは置いといて・・・

■  『Piano』というDLP方式の液晶プロジェクターの存在は、以前から逸品館さんのHP等で知っていました。けれど、あまり興味が無かった。(爆)な ぜなら、30万円の液晶プロジェクターであり、非常に小型・軽量な為「これじゃあまともな絵は見れないだろう。」と、勝手ながら思い込んでいたのです。
しかし、実際に見ると「これが、結構イケル!」のです。個人的には、100インチ位ならば一般的に十分使えるのではないかと。ただ、輝度が低いので 100インチ以上で、電気を付けたままだと苦しいかと思います。けれど、あの静寂性やコンパクトで軽量という利点も考えると、正直「欲しいな〜!」と。 (お金は無いんですけどね。)そして、プログレッシブ入力は無かったかと思いますが、725pに対応しているというのも、特徴の一つでしょう。

■ 『LITTTLE PLANET』『LITTLE PLANET Cryo』の視聴について。

ま ず、違いが表れるのは「音の深み」です。音の静けさ・Dレンジアタック・情報量が全然違います!ただ、Cryoの音には“渋さ”があった。あれが、好みか 否か違いの分かれる部分でしょう。クールとは言い切れない、が「不自然」と言い切ってしまうのも、如何なものかと・・・。最後まで「エージング終わってな いな!」という感じを受けました。ウチの『LITTLE PLANET』と比べてるからそう思ってしまうのか?(爆)

では、別室の 『MB−2』を使ったシステムの感想に移りましょう。比較視聴を行いました。CDトランスポートの『TL−1X/KAI』から『DAC−1. CryoLimited』へと繋ぎ、『MB−2』のツイーター・スコーカーのドライブに『TERA Cryo Limited』、ウーファーのドライブに は『TYPE−1.spec.99 REV.B』を使用しました。

■ 波動ツイーター『CLT−2 Cryo』の効果

音の広がりが随分と改善されます。と同時に、ニュアンスの表現が巧みになり、分離の向上が見られます。立ち上がりの鋭さも◎。しかも、中高域だけの改善に留まらない所がおもしろい!低域の音階も明瞭になり、まるで「別物!」

■ SALOGICサブウーファー『SPD−SW1600』の効果(20Hz以下を出力)

中 高域のツヤや表現力が増す。臨場感みたいなものが表現される。音楽の“タメ”みたいなものが表現されるようになる。若干、低音が鈍くなるようにも聴こえな くはないが、個人的にはその効果を十二分に認めたい。(映画では“恐怖感”が感じ取れる。)中高域へのカブリが少ない。これまでの「サブウーファーのイ メージ」を一新させてくれた。清原氏は「人間には聞こえない」と仰っていたが、しっかりと聴こえていた。(爆)これは会場の問題なのだろうか?

■ スクリーンを降ろす

奥行きが無くなる。スクリーンにへばり付く。スクリーンと背後の壁との間でも(特に)低音が暴れていたようだ。こんな状態での音は聴けない!

■  『MB−2』のツイーター・スコーカー周辺の“凹凸”を、ホームセンターに売っているような『円形のウール』で覆い隠す。剥がすと「中高域のあばれ」が あって聴いていられない。ニュアンスなし。表現力なし。ガサガサ騒がしい。『ウール』を貼る事によって、別物のような音に変貌する。

(でも、これをやるなら『黒セーム革』で覆ったほうがいいのになぁ。)

■  ルームアコースティックの一環として、『MB−2スタンドの前部』に『座布団』を立て掛け、『MB−2のサランネット』をポイントに配置する。取り除い た途端、低域の暴れがSP周辺で起こっている。透明感が落ち、ブーミーな低音が中高域にまで影響を及ぼしている。分離も悪く、ニュアンスが伝わらない。

Reported by yukky