今年も年末が近づいてきました。
今年を振り返ってみると・・・
雲泥級シリーズがいろいろと開発され、ロングセラーの「要石」も大幅に機能アップしました。
そして、賞もたくさんいただきました。(これも応援してくださっている皆さんのおかげです。いつも本当にありがとうございます。m(__)m)
Ge3にとって今年は・・・「グレードアップの年」って感じでしょうか。(^^ゞ
でもね、やっぱり基本は忘れちゃいけないって思うんです。
ここは押さえておかないと、その後の展開が全然違ってくるんです。
そ・こ・で・・・この年末はこんな企画をしてみました。
今まで改造を躊躇していた方も、是非!このチャンスに、貴方の知らない世界へ踏み込んじゃって下さい!
もちろん、どっぷり改造派の方も、このお得な機会にバンバン使っちゃって下さい!
スピーカのダイナミックレンジとインパルス特性は再生音楽にとって非常に重要であるにも関わらず、一般的なSPユニットの剛性はそれを正確に再生できるレベルには達していないモノが多いのが現状です。
充分な剛性を持っていないSPユニットに強い入力信号が入るとフレームが歪み、精密に設計されたコーン紙のピストンモーションの動きがおかしくなります。当然、再生される音の波形も正確では無くなります。
この様なSPユニットの剛性不足は、強い信号だけでなく微弱な信号にも、その影響は強く反映しています。
【ProjectQ】をフレームやシャーシに塗ると機械的な剛性が上がり、設計通りの精度維持が可能になります。SPユニットの機械的な精度の向上によりコーン紙のピストンモーションはより正確になり、正しい波形が出力出来るようになります。
SPユニットのフレームに
機器のシャーシに
トランスやコンデンサに
ICやトランジスタに
車には・・・
ボディ、シャーシに
サスペンションに
電装系に
タイヤ、ホイールに
機械的強度が向上し正確なピストンモーションが出来るようになったSPユニットに、想定以上に大きなインパルスが来た場合、SPユニットに充分な質量が無いと、精度が維持出来たとしてもユニット自体が揺れてしまいます。強靱な肉体だけど体重が少ない、つまり体力不足の状態です。この揺れはSPユニットのノイズとなり暗騒音として聞こえます。
インパルスに対抗する方法としてカウンターウエイトと呼ぶ手法があり、非常に効果ある方法ですが、非常識なほどの質量を必要とします。本当に必要な質量をSPユニットに付加したとしたら、SPユニットは壊れてしまう程です。これではSPユニットの設計自体から直さなければなりません。
【茅蜩・鼓粒】は見かけは小粒(約66g)ですが、振動体の慣性モーメントを利用して4kgもの質量を瞬間的に発生することが出来ます。
例えば20cmの強力なSPユニットだと24kg以上の質量がカウンターウェイトには必要だとGe3は考えます。実際に24kgのウエイトを載せるのは無理がありますが、【茅蜩・鼓粒】なら6個 (400g)で、SPユニットが耐えうる本格的なカウンターウエイトが可能です。
充分なカウンターウエイトを装着したSPユニットは、全ての入力信号(エネルギー)を音として放出します。その結果、暗騒音に回るエネルギーが減ることで静かなSPユニットに生まれ変わります。鼓粒はダイナミックレンジの上方向だけでなく、ノイズフロアーも下げます。
← 茅蜩・鼓粒は振動に対して垂直に設置します。
車のショックアブソーバ取付部に設置するのも効果的です。→