施工例:8. ツィータ、スコーカにProjectQを塗布

2007/7/18

ProjectQ」は多用途に使える音響改善のアクリル塗料です。水溶性ですので水で薄められます。濃いと思われる方は、水で薄めて下さい。

通常のオーディオ用途では青色の通称「青Q」と車等の耐熱用途用の赤色の通称「赤Q」の2種類あります。一般的には「青Q」だと思います。今回も「青Q」でのレポートです。

「ProjectQ」の名称は開発中、塗布すると音がキューと締まるため、名付けられたそうですが(笑)、塗った処を仮想的に強化(品質を高める)するものです。概ね面積の30%程度で効果があると説明されています。

用途はSPフレーム、アンプ等の筐体の補強、コンデンサーの横に塗る等、色々あります。
使い手の勘で色々なアイディアが出ると思います。以前試した中では、SPケーブルに使用した棒端子に青Qを塗ったのですが、随分と品位が向上して驚いた事がありました。

その効果ですが、仮想強化だけではないような感じです。今まで使用してきて感じられるのは音の品位が高まるように感じます。今回の対策で言うと「茅蜩」、「黒アゲハ」、「篳篥」は物理的な改善に感じられるのに対し「青Q」は物性的な改善に感じられます。

さて、それでは作業の開始です。1日目は、ツイター、スコカーへの塗布です。
ウーファはSPを横にして外す必要があるため大変なので、後日に回します。(腰が痛いので^^)
仮止めした「茅蜩」を外し青Qをどんどん塗ります。

ツィータに青Qを塗布真っ青になったツィータ茅蜩を再施工

スコーカに青Q真っ青になりましたスコーカの茅蜩も再施工

ご覧のように真っ青です。マグネットにもしっかり塗っています。30%で良いはずなのですが、何処が効果的かが良く解らないので、こんな風になりました。^^

今回は放熱を考慮して直接塗りましたが、紙テープ等に青Qを塗ってから貼るのも同じ効果があるらしいので、現状復帰を考慮する方はテープでOKです。なお元に戻したい方は、市販の「塗料剥がし」、「シール剥がし」で剥がせます。(試してみました。)

あと絵筆等を使用した場合、使用後直ぐに水洗いして下さい。完全に硬化すると溶剤使用しないと塗料がとれませんのでご注意を。

塗った直後の音はすっきりした感じであるが、ちょっと抑えられた傾向があります。トレーニング必要なようです。

12時間後まだトレーニング中のようです。^^

(20時間経過)

俄然良くなってきました。クリアーで情報量増加、躍動感も出てきました。
何より聴いていて楽しいです。
僕の対策グッズで採用するかどうかの判定基準は聴いていて楽しいかです。その点、Ge3製品は音が生き生きと鳴るので愛用しています。^^

(1日と20時間経過)

音が落ち着いています。後2日ほどでトレーニング終わりそうです。ただウーファとの音色がちょっと合っていないような感じですね。
何かコンデンサーspのような透明感が感じられますね。

さあ、そろそろウ-ファにも塗らなくては。
CDプレーヤーがオーバーオールから戻って来ましたので、CDも聴けます。