施工例:2. チューニング第一歩はやはり茅蜩

2007/6/19

いよいよ、Ge3対策の開始です。
第1歩はやはり茅蜩(ヒグラシ)です。SP対策グッズではGe3初めての製品です。
SP対策はどうも製品販売順に対策して行くのが良いように思います。
今回は基本的に発売順に施工していきます。

茅蜩は発売当初に導入し、その効果に驚いたものでした。BBSにトレーニング期間は低音がどっかに行ってしまうという報告があり、ほんまかいなと思っていたのが、実際茅蜩を付けてみた結果、その通りだ!とびっくりしました。SP対策の必需品です。

茅蜩は仮想デッドマス効果をもつグッズです。デッドマス方式とは、ラジオ技術誌に評論家の高橋さんが提唱したもので、SPのマグネットの後ろに真鍮や鉛のデッドマス(5キロから20キロ以上)を付けるものでした。僕も大変興味をもったのですが、材料の入手や加工が大変そうで手を付けられませんでした。材料の鳴きも心配でした。それが、手軽に出来る?と半信半疑の状態で入手し、施工したのですが、効果は大変なものでした。茅蜩は音が出ている時に動態的に制振効果を発揮するものですが、軽いので、SPフレーム等に負担がかかる等の弊害がなくスマートな方法と思います。

茅蜩の仕組みについて、以前はフレーム等の振動が真鍮棒を共振させ、それをBストーンが振動を消すのかと思っていました。今は、真鍮棒の慣性モーメントの力かなーと想像していますが、本当どのような仕組みなんでしょうか?さっぱり解りません。(爆)

【茅蜩施工】

ウーファ6個、スコーカー2個、ツイーター1個を付けて行きます。

▼ウーファーは30cmですので、4個が標準ですがマグネットが強力なので、6個の取付になりました。因みにウーファーに付けた茅蜩は旧型茅蜩を自分でスミチューブで改造したものです。若干性能は落ちるかもしれません。

ウーファ施工前ウーファに茅蜩6個取り付け

▼スコーカーは口径12cmですので2個になります。

スコーカに茅蜩を2個テープで固定

▼ツィーターに1個です。

ツィータに1個

SPボックスを開けて取付開始です。1時間ほどの作業時間で完了です。
本当は先にSPフレームに青Qを塗りたかったのですが、今回はじっと我慢です。

取り付けた直後の音ですが、オーケストラ、JAZZ(マイルス)も意外にも結構低音も出ています。以前の体験と違います。おかしい?大地と吉野杉のSP台が効いているのでしょうか?
中高音も耳にきつい部分が取れ、静かになったようです。制振効果は確実に出ています。ただ音の焦点が甘いというか、ちょっと落ち着きがない感じです。でも、以前の茅蜩対策時の記憶からすると、低音なくなった状態ではないですね。これはトレーニング結構早いかもしれません。1〜2日位が一番暴れた記憶があるので、1晩明けるともっと暴れるはず。

今日は重いSPを持ち上げたり、ドライバーを回したりで結構疲れました。周波数データを取る元気がなく今夜はお休みです。効果(果報)は寝て待てです。