施工例:21. Ge3化第二十一歩 ★芋蔓&Ge3化済み倶楽部員SPと聞き比べ

2007/5/14

芋蔓

きささんから、Ge3チューン完成済の小型SPを貸していただきました。
モノは、

SP:Ge3チューン済のKENWOODのLS−K701
ケーブル:芋蔓

です。

LS−K701は、ノーマル状態で120倶楽部員らしい。
倶楽部員をGe3化したのだから!!!!

聞き比べた設定は・・・

  1. KENWOOD  LS-K701(Ge3済) & 芋蔓
  2. ONKYO D-032AX(Ge3進行中) & 大黒アゲハ寿司巻き安物ケーブル
  3. ONKYO D-032AX(Ge3進行中) & 芋蔓

試聴ソフトはいつもの通り、モーツァルト、ベートーベン、ジャズ100連発だ。
それぞれのセッティングには数時間のリラックス&トレーニング期間を置いた。
分かりにくいかもしれないが、個人的な分析結果を下記の表にまとめた。
全ての項目において、『LS−K701&芋蔓』を基準の100点として比較した。
項目の順番も、気づいた順なのでご了承願いたい。
特に違いを感じた項目には◎印を付けた。

SP KENWOOD LS-K701(Ge3済) ONKYO D-032AX(Ge3進行中)
ケーブル 芋蔓 大黒アゲハ&安物 芋蔓
音場の広がり 同等
◎低音 100点。地響き、大砲かつ繊細。 80点。軽い風は実現。 90点。やや劣る。
中音 同等
高音 100点。 90点。繊細さは酷似。 95点。酷似。
◎メリハリ 100点。音楽家の意図に肉迫! 85点。 95点。酷似。
音色の傾向 同等の生っぽさ
空気感 100点。妻でも違いが分かる。 90点。傾向同じ。 95点。酷似。
◎上品さ 100点。80歳の巨匠。 85点。50代の実力派。 95点。酷似。
◎安定感・クールさ 100点。 80点。 95点。酷似。
値段を付けるなら 50万円。 35万円。 45万円
音像 同等
表現力 100点。 95点。酷似。 95点。酷似。
粒子の決め細やかさ 100点。 90点。酷似。 95点。酷似。
時間のゆっくり感 100点。 90点。酷似。 100点。
ダイナミクス 同等
音の定位 同等
左右のつながり 同等
置き方のどうでもよさ 同等
SPの静寂感 100点。 95点。酷似。 100点。
響きの美しさ 100点。 90点。 95点。酷似。
音量に関わらぬ性能 同等
全体的な輝き 100点。 95点。酷似。 100点。
ビッグバンドJAZZ 100点。 90点。ウブゲに差があり。 95点。酷似。
コンボバンドJAZZ 100点。 90点。ウブゲに差があり。 95点。酷似。
クラシックのフルオケ 100点。 85点。低音と響きに差。 95点。酷似。
バイオリン・ソロ 100点。 90点。ウブゲに差があり。 95点。酷似。
ピアノ・ソロ 100点。 85点。低音と響きに差。 95点。酷似。
トランペット・ソロ 100点。 90点。ウブゲに差があり。 100点。
全体的な「ウブゲ」 100点。危険。 90点。傾向同じ。 95点。酷似。

もっとも違いを感じたのは低音である。
「Ge3済LS−K701&芋蔓」の低音はヤバイ。これを聞き、さらにこれを昇華させるためには「大地」「櫓」などが必要であることが体感的に予想できた。ウチのパソコン用デスクの上では「Ge3済LS−K701&芋蔓」の恐ろしい低音を生かしきれていないのである。

また、Ge3化前の時点でLS−K701は既に倶楽部員である。
当然、D-032AXは倶楽部員ではない。
にも関わらず、Ge3化が進むと、ショボイD-032AXが倶楽部員サウンドと酷似しているのだ。
私にはGe3値は測定できないが、酷似に聞こえる。(酷似ではあるが、元々の性格と能力の差が微妙に残っている。)
おそらく、Ge3化のさまざまなテクニックの中でも、D-032AXの各ユニットのお尻に繭丸をぶら下げていることが、この奇跡を生んでいると予想される。
逆にいえば、LS−K701には繭丸が施工されていない(必要ない)のであろう。

D-032AX に芋蔓後においても、特に低音部に差があるのは、元々のウーファユニットの品質・大きさ・能力・ヒグラシの数などがLS−K701よりも劣っているからであろう。
逆を言えば、D-032AX に芋蔓後における数値の跳ね上がりから、芋蔓というGe3ケーブルの恐ろしい性能が分かる。