施工例:USHER S520

2003/1/10

小型、安価、且つ高性能と、ちまたで評判のUSHER S520をGe3的にチューニングする機会をエンゼルポケット様より頂き挑戦してみました。

このSPはSP使いでは名だたる評論家先生方もチューンされているので、Ge3としてもここは負けてはおられません。(笑)
と、気合いが入ったわけではありませんが、結果的には徹底的チューンとなってしまいました。
それもこれも期待通りに応えてくれる高性能なSPだからこそ、乗せられてしまった気がします。

チューンの方法は、怪しさ満杯のGe3チューンの手法の中でも評価が確立している手法を用いてのチューンですが、それでも怪しさは隠せていませんね。(爆)

チューンした本人の感想としては、実に高性能なSPですね。色々なチューンに確実に応えてくれます。
勿論チューンせずとも、コレはコレで相当なレベルの再生を期待しても間違いないSPですね。

チューンする側としては、素材としては注目の逸品だと思います。

個人的にはチューン後のSPでソプラノの最高域やバイオリンを聴いて欲しいです。
泣きますよ。  (爆)

※チューンドS520は、11日の夕方にはエンゼンルさんあるはずですので、リクエストされると聞かせてもらえるかも知れませんよ。(笑)

きさ

■Ge3チューンの各行程

写真1 チューン前の全景です。

なかなか厳つい表情です。
チープな感じは全くありません。持った感じも重くて高級感溢れる感じです。
セットで3万円という値段を聞くとホント驚きますね。

写真2 ツイータにヒグラシ

補先ずはツイータにヒグラシを貼り付けます。このクラスのマグネットでは1個で充分です。
今回はホットボンドを使ってみました。^^;

写真3 ウーファにヒグラシ

小型の割に強力なマグネットなので、ヒグラシを3個にしました。
これでマグネットのパワーでフレームが歪むことなく、性能を存分に発揮できます。
ハイスピードな低音の要です。

写真4 ヒグラシを補強

ヒグラシの落下防止にテープを貼りました。
いつもはガムテープなのですが、今回は新しく入手した硝子繊維入りのテープを使用してみました。
音的にはガムテープと変わりませんが、強度的に優れます。
このテープは車載用として検討中です。^^;

写真5 ネットワークを芋蔓化

ネットワークに使われているケーブルを芋蔓に変更しました。

写真6 ウーファに黒アゲハ

判りにくいけど透明のコーン紙に黒アゲハを貼っています。黒アゲハはサイズを合わせるために2/3にカットしてあります。残りの1/3は別に使えるので捨てないようにしてください。
このウーファには3枚貼りました。
黒アゲハは振動板の分割振動を選択的に減少させます。
結果的に振動板の強度が増したようになります。濁りの少ない低音は、高域の伸びに関係するようです。

写真7 ツィータのフレームに黒アゲハ

ツイータのフレームの回りに、カットして残っていた黒アゲハを貼ります。
こんな所に? と思われるかも知れませんが、フレームは以外と鳴いているのです。
フレームの分割振動対策は重要です。
装着後に聴くと、かなり余分な鳴きがあった事が判ります。

写真8 ネットワークにも黒アゲハ

元の位置に戻したネットワークにも黒アゲハを貼りました。
コイルにはヒグラシよりも黒アゲハが合うようです。

写真9 エンクロージャに黒アゲハ

エンクロージャにも黒アゲハを貼ります。
コレにより分割振動が減少して、すっきりした音になります。
黒アゲハ1枚ですが、見かけ上かなりの強度を得たような音の変を聴くことが出来ます。
今回は、前後に1枚ずつ、左右に2枚ずつ貼りました。上下には使っていません。

写真10 ツイータに琴引(ことひき)

ツイータの振動板から発生する不要な分割振動を専用の黒アゲハ(琴引)で対策します。
琴引は分割振動を選択的に吸収します。
この効果は圧倒的でSPが消えます。(爆)

写真11 エンクロージャ内の吸音材を抜く

信じられないかもしれませんが、Ge3チューンの仕上げは、吸音材の撤去です。(笑)
吸音材は必要悪なので少ない方が良いと考えているからです。一般的に抜くと音色は明るくなります。(笑) 完全撤去は理想ですが、聴感での調整は必要で、少し残した方が良い場合が多いですね。
S520はバスレフとしては、多い目の吸音材が入っていましたが、全部抜いてしまいました。(爆)

写真12 エンクロージャに紙風船

吸音材を全部抜いてしまったS520は明るく生き生きと鳴るようになりましたが、すこしエコーが乗ったような感があり、内部の何かが響いているようなので、紙風船4個を入れました。写真の様に小さなモノを紐にくっつけてポートから垂らしました。
3cm角程度の小さなモノで充分です。

写真13 ジャンパー線に芋蔓

ほぼチューンが完了した時点で聞いた音は、充分満足できる予感のする音でしたが、欲くを出してジャンパー線も芋蔓に変更しました。(笑)
これで誰も文句は言わないでしょう。(爆)

写真14 Ge3的チューン完成 \(^o^)/

各ユニットを元に戻して組み立てます。
青いガムテープで紙風船の紐を押さえています。