施工例:Tannoyの38cmユニットをGe3チューンする by kisa

2003/12/23

スピーカは実に不思議なモノです。クリップしてしまって音が音として出ていないのに、高い品位を感じさせてくれる製品が色々あります。どうも音楽は音やリズムなど耳に聞こえるモノだけで成り立ってはなさそうです。
そんな品位を感じさせてくれるスピーカユニットの中でも、特に高Ge3値で前々から注目していた、Tannoyの38cmユニットを入手することが、ようやくかないました。
ユニット自体は完全にジャンクモノですが、Ge3チューンの素材としては、これで充分です。(笑)

まだ、このユニットを入れる為の箱の設計が完了していません。
アイデアが次々と出てくるので、決まらないと行った方が正しいでしょう。(爆)。
実際に音が出せるのは、当分先の話ですが、ユニットのチューンは先行して進めておきます。(笑)

■TANNOYアーデンのユニットをチューンする

TANNOYのアーデンの梱包を解く。
高さ1m以上の大型SPなので、家では出来ないので店先を借りて梱包から取り出した。
それにしてもデカイ! (笑)
ようやく姿を見せた、アーデンです。
ご覧の通りエッジが壊れているので要修理です。
言い換えれば、好き放題、し放題! (^^)/
※違うって!
ユニットを外したアーデンの箱。
今回は不要なので、処分して貰いました。m(_ _)m
これが外したユニットです。
お布団にくるまっていると、どう見てもゴミですね。
TANNOYの特長であるコーン紙の補強の様子がよく見えます。
なるほど念入りに補強されています。\(^o^)/
これらの丁寧な補強が品位に大きく影響を与えている事は間違いないと思います。
TANNOYはフレームにもちゃんとリブをいれて強度を高めています。
鋳造物なら当然の事なんですが、これをやっているユニットは意外と少ないです。何故ですかね。
欲を言えば、もう少し深いリブにして欲しかった。(笑)
SP取り付け部のウレタンパッキンを剥がそうとしているところです。
ウレタンパッキンは音が悪いので、とにかく剥がしてしまう事です。
これだけでも随分音が変わります。
新しいパッキンは勿論、インカ巻きですよ!\(^o^)/
フレームの全体にProjectQを塗りました。
マグネットの回りにも塗ってあります。
ウレタンパッキンが綺麗に剥がせました。
黄色いのは糊です。これは付いていても支障ありません。
ツイターの振動板をむき出しにしたところです。2インチかな?
結露のせいか、錆のようなモノが浮いています。
オイルを使って出来るだけ綺麗に磨きました。
ツイータのギャップの中を掃除しているところです。
厚手の両面テープを使ってギャップに差し込んで掃除です。
錆や磁製粉もこの方法だとうまく取れます。
掃除が終わったところです。
少しは綺麗に見えますか?(笑)
ツイータの振動板に琴引を貼りました。
この振動板の場合は内側に貼る方が良さそうでした。
ボイスコイルの周辺はエッジなので、ここにProjectQを塗りました。
ボイスコイルもついでに磨いておきます。
※ボイスコイルが青いですがProjectQは使っていません。
ウーファ部の磁気ギャップとホーン部です。
かなり錆が目立ちます。
これも乾拭で綺麗にしました。
上にProjectQを塗ったところです。
ホーンの内側にも全面に塗りました。
上のホーンとマグネットを付ける前のユニットです。
ウーファのボイスコイルが見えます。